米国株

フィリップモリス株価見通しと配当の推移は?今後のたばこ株は買い?

タバコ株のフィリップモリス(PM)への投資を考えています。PMの株価の見通しや配当金の推移を知りたいです。

高配当銘柄のPM株は買いですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • フィリップモリス(PM)って何の会社?
  • PMの株価の推移(チャート)と特徴は?
  • フィリップモリスの配当金の推移は?
  • PMの今後の予想は?成長期待で株は買いか?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。

結論から言うとフィリップモリス(PM)株は、

・たばこ事業は安定収益が期待できる

・将来的にたばこ市場は拡大見込み

・利益率の高い加熱式たばこの売り上げが堅調に増加

・分社化後13年連続増配の業績鉄板

ということもあり、安心して長期保有できる銘柄といえますね。

そうはいっても、先進国を中心に喫煙者が減っており、さらにたばこ企業への投資を控える機関投資家もいる中、今後の成長は期待できるのでしょうか?

自分も主力として保有しているたばこ株。今回はたばこ事業の最大手PMについて銘柄分析です。

ぜひ最後までご覧ください。

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フィリップモリスは何の会社?

フィリップモリス(Philip Morris International Inc.PMは、米国ニューヨーク州に本社を置く世界最大のタバコ事業を展開する企業です。

代表ブランドのMarlboro(マルボロ)や加熱式タバコのIQOS(アイコス)はあまりにも有名で、タバコを吸わない人でも一度ぐらいは聞いたことがあるでしょう。

フィリップモリスは、2008年に訴訟リスクを避けるために米国のタバコ企業アルトリア(MO)から米国外の事業を担当する企業として分社化して誕生した会社なんですね。なので、

  •  アルトリア(MO)→米国内を担当
  •  フィリップモリス(PM)→海外を担当

というようになっています。2020年に再統合するという報道もありましたが、立ち消えになったようですね。

2020年の売上高は287億ドル(約3兆円)となっていて、世界約180カ国で事業を展開しています。

フィリップモリスやアルトリア以外のタバコメーカーは、以下のような4社があります。

  • 中国烟草総公司(国営)
  • ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
  • インペリアル・タバコ
  • JT(日本たばこ産業)

中国烟草総公司の市場シェアは4割を超えていますが、世界のタバコ消費量の40%を占める中国で事業を独占しているためで、海外販売量はわずかです。

フィリップモリスのシェアは約15%で世界2位。国内事業が国営企業に独占されている中国を除くとタバコの販売は実質的に5社で世界市場が寡占されている状況です。

フィリップモリス(PM)の株価の状況は?

では早速ですが、フィリップモリス(PM)の株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。

PMの株価データ(2021年7月31日現在)を簡単にまとめました。

配当利回りは4.8%程度。株価が上昇傾向ということもあり、配当利回りは低下しておりタバコ企業の中ではそれほど高くはありません。

タバコ事業は設備投資に費用がかからないことや、喫煙者が継続的に買い続けてくれることから業績が非常に安定しています。アルトリアからの分社化前を含めて1968年以降連続増配を続けているんですね。

なお安定感抜群の連続増配銘柄には以下のような巨大企業も含まれます。PMと遜色ないほどの魅力的な銘柄です。

PMの株価の推移(チャート)は?

次にPMの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500とアルトリア(MO)も掲載しています。

赤:PM 水色:MO 緑:S&P500

PMは10年間で株価は+30%程度とS&P500と比べるとかなり物足りないパフォーマンスですかね。S&P500と比べると、2014年ごろまでは上回っていましたが、その後は逆転されていますね。

また同業のアルトリアも2017年に高値をつけて以降、一貫して株価は下落傾向です。

タバコ事業自体が成熟産業で成長性が限られることや、昨今のESG投資の浸透で投資家のタバコ株離れが起きていることもあり、PMもMOも冴えないパフォーマンスが続いています。

まあ、配当利回りが5〜7%程度あることを考えると、フィリップモリス株は株価の上昇というよりは高いインカムを期待して投資するタイプの銘柄といえるでしょう。

PMの配当実績は?

次にPMの配当実績をみていきましょう。以下が過去13年間の実績となっていて、綺麗な右肩上がりです。

配当金は13年で4倍以上にまで上昇。配当金の状況をまとめると、

・連続増配:13年

・5年平均増配率:3.31%

となっています。2020年9月の決算発表の際に、13年連続となる2.6%の増配(4.68ドル→4.8ドル)を発表しました。

アルトリアから分社した後、一貫して増配を続けているということです。

一方、2018年には配当性向が100%を超えるなど純利益の大半を配当に回している状況。増配率も3%程度とそれほど高くないこともあり苦しいですね。

業績は安定しているので、安定的な配当は期待できることは間違いありませんが、配当の伸びは今後鈍化するかもしれません。

やはり米国株の魅力は、連続増配銘柄が多いことですね。PMも高配当・連続増配銘柄ですが、他にも素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

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PMの売上高・利益や将来性は?

次にPMの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

売上高は減少傾向ですが、営業利益や営業利益率は非常に安定していますね。

タバコ事業は衰退しているイメージがありますが、喫煙者の依存性が高く、設備や研究開発への投資がそれほど必要ないこともあり、安定して収益を上げることができるビジネスです。

またタバコは健康上の問題があることもあり、タバコの製造や公共施設での喫煙禁止など多くの規制があります。そのため新規参入には大きなハードルがあるので、市場は寡占されている状況なんですね。

PMの事業構成を、ザックリと収益ベースで分けると

  • 紙たばこ:80%
  • 加熱式たばこ(IQOS):20%

ぐらいの割合。年々、利益率の高い加熱式たばこの割合が増えている状況ですが、いまだ大きな割合を占めているのが紙たばこです。

先進国などで喫煙者が減少傾向であることもあり、フィリップモリスが今後も大きな成長を続けることができるかは、加熱式タバコIQOS(アイコス)の売り上げをどこまで伸ばすことができるかにかかっていると言えるでしょう。

一方、先進国を中心に喫煙者が減っているのいうイメージが強いたばこですが、民間の調査会社によると人口増加を背景に世界のたばこ市場は今後も伸び続けるとの予想結果も出ています。

依存性の高いたばこの需要は今後も底堅く、市場はこれからもゆっくりと拡大していく見込みであることを考えると、たばこ事業は将来的に安定した収益をあげることができるものと考えます。

2021年4〜6月決算は増収増益

2021年4~6月期決算は、純利益が前年同期比12%増の21億7200万ドルとなっていて市場予想を上回りました。

売上高も前年同期比14%増の75億9400万ドル。

新型コロナ拡大に伴う行動規制などが各国で緩和される中、たばこ需要が回復しています。

たばこ全体の世界出荷量は6%増の1804億本となりで、このうち加熱式たばこは30%増の243億本と大幅に伸びています。

利益率の高いIQOSの売り上げが伸びていることがPMの業績を押し上げているということです。

参考記事:フィリップ・モリスの4~6月期、12%増益 アイコス好調日経新聞)

フィリップモリス(PM)の株価の今後は?

コロナ収束も見えてきた中、たばこ需要は回復傾向ということもありフィリップモリス(PM)の業績は今後も安定的で、株価も底堅く推移すると予想します。

理由をたんてきにいうと、

・たばこ事業は安定収益が期待できる

・将来的にたばこ市場は拡大見込み

・利益率の高い加熱式たばこの売り上げが堅調に増加

・分社化後13年連続増配の業績鉄板

ということ。

喫煙者の依存性が高いこともあり安定的な売り上げが期待できる上、世界的な人口増加を背景にたばこ市場は今後も成長することが見込まれます。

各国の規制が厳しいこともあって新規参入の障壁が極めて高いことも好材料と言えるでしょう。

さらにフィリップモリスは、利益率の高い加熱式タバコ”IQOS”の売り上げが大きく伸びていることもあり、今後の成長も期待できます。

たばこ事業は”成熟産業”なので情報技術やヘルスケアのような大きな成長はありません。しかし、今後も安定した業績が見込まれ、高いインカムをガッチリと受け取ることが今後も期待できる、フィリップモリスはそんな銘柄と言えそうです。

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PMの株は買いか?まとめ

今回は、フィリップモリス(PM)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。

マルボロやIQOSなどのブランドを展開するたばこ事業最大手のPM。依存性の高いたばこ事業ということもあり、収益は極めて安定していて分社化後13年連続増配を続けています。

たばこ市場は世界的に今後も拡大していく見込みであり、かつ加熱式たばこ”IQOS”の売り上げも大きく伸びています。

成熟産業ということもあり大きな成長はないですが、今後も高い配当金を継続的に受け取ることが期待できる銘柄といえそうです。

最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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