米国株

IBMの株価は今後どこまで下がる?配当は?キンドリル分社化で買い?

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米国株のIBMへの投資を考えています。IBMの株価の見通しや配当推移を知りたいです。株価は長期的に下落しているようですが…。

21年11月にキンドリルを分社化したようですが将来性や今後に期待できるのかな…IBMの株は買いですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • コロナショックでIBMの株価急落!
  • IBMって何の会社?
  • IBMの株価の推移(チャート)と特徴は?
  • IBMの配当金の推移は?
  • IBM株は買いか?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。

IBMの業績が低迷していますね。企業や政府機関向けのサービスが足を引っ張っているためです。一方、クラウド、AI、量子コンピューターと将来を期待できる事業の業績は堅調。

実は2021年11月に不採算部門である企業向けのITインフラサービスの事業を”キンドリル”という会社に切り離し、IBMは収益性の高いクラウドやAIを中心とした企業に生まれ変わりました。

ITセクターとしては高い配当利回りであることを考えると、株価がコロナショック前の水準を回復していないタイミングで買うのは面白いかと考えます。

今回は、配当利回り約5%のITセクターの名門企業IBMについて銘柄分析です。

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目次

IBMってどんな会社?

IBM(正式名称:International Business Machines Corporation)は、主に企業や政府機関に対してコンピューター製品の販売やソフトウェア開発などのサービスを提供する会社です。特許取得数世界1位でATMやハードディスクなどIBMの発明は多岐にわたっています。

以前はThinkPadシリーズなどの個人向けのパソコンの販売も行っていましたが、中国のレノボに事業を売却。収益性の高い事業へ転換を進めていて、ソフトウェアやOSの開発、クラウド事業や、言語を理解・学習するAIのWatson(ワトソン)の開発など様々な事業を行っています。

しかし、最近の業績と株価はパッとしないですね。かつては米国内で時価総額1位だったこともある名門企業ですが、成長著しいクラウド事業を例にとってもアマゾンのAWSやマイクロソフトのAzuruにシェアを奪われている状況です。

”投資の神様”バフェットもIBM株を保有していましたが、業績低迷していることから2018年に全て売却。IBMも、クラウド向けのソフトウェア開発のRedHat社を2019年に買収して事業のテコ入れを図っているところですが、成果が出るかはもう少し様子をみる必要がありますね。

次に株価や最近の動向について見ていきます。

IBMの株価の状況は?

では早速ですが、IBMの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。

IBMの株価データ(2024年1月22日現在)を簡単にまとめました。

情報技術セクターというとGAFAなどの成長企業をイメージしてしまいますが、配当利回りを見る限りは、もはや成熟企業に近いですね。

競合のアップルやマイクロソフト、グーグルなどのPERは30倍を超えている中、IBMは23倍ですから、他のIT企業に比べても指標的には若干低めの水準です。また、配当利回りも3.5%を超えていて、ITセクターの中ではずば抜けて高いです。

クラウド事業やAIなどの成長分野にも力を入れているものの、既存事業でしっかりと稼ぎ、株主に還元を行うというスタンスのようです。

なお、情報技術セクターにはグロース銘柄が多く含まれていて、配当金を出していない銘柄が多いですがアップル、インテルあたりは、IBM同様に配当にも力を入れてます。

企業向けITサービスを分社化(スピンオフ)

IBMは、クラウド・サービスと人工知能を中心とした事業に集中するため、2021年11月に企業向けITサービスの一部を”キンドリル・ホールディングス(KD)”という上場企業に分社化しました。

キンドリルは、ITサービスの提供を約4000社に行っており、IBMの売り上げの約25%を占めています。

IBMのクラウド事業は着実に成長しており、売り上げは年間ベースで10%増加しています。一方、分社化した企業向けサービス事業はほとんど売り上げが伸びていないんですね。

将来的に成長が期待できる事業に集中することで、今後の成長が加速するのかどうか、要注目です。

IBMの株価の推移(チャート)は?

次にIBMの長期チャートを見ていきます。以下が過去5年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。

赤:IBM 水色:S&P500

5年間でほとんど株価が上がっておらず停滞です。S&P500と比べてもパフォーマンスが大きく劣っています。

このチャートを見るとバフェットじゃなくても株を手放したくなります。

配当利回りが5%近い高配当なのは、株価がほとんど上昇していないことも要因の一つ。IBMの事業は新型コロナ拡大の影響を受けずらいと考えられるため、わりと買いやすい水準まで株価は下落していますね。

コロナショックで株価急落!

新型コロナウイルスの拡大による、経済への影響によって世界同時株安が進行。いわゆる”コロナショック”により米国株式市場も大暴落となり、ダウ平均株価も2週間程度で37%も下落する異常事態となりました。

そのような状況の中、以下のチャートのようにIBMの株価も大きく下落。

2月19日の直近高値からわずか1ヶ月程度で

・2月19日:150.86ドル

・3月23日:94.77ドル(37.2%

となり、40%近い急落となりました。

株価は3月23日にの安値を付けてから一旦反発しており4月には110ドル台まで回復。

ただ他のハイテク銘柄が暴落前の水準に戻している中、2023年になって、やっと暴落前水準を回復しました。

新型コロナ拡大によって、株価が急落したIBMですが、株価の回復が遅いこともあり今後に期待できるのでしょうか。

以下、IBMの会社概要、株価の状況、業績などを見ていきます。

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IBMの配当実績は?

次に配当実績をみていきましょう。IBMは、1996年以降から連続増配となっており24年連続増配となっています。1916年以降、100年以上の間にわたって配当を支払い続けているんですね。

IBMの配当金は、

・連続増配:25年

・10年平均増配率:約6.5%

となっています。配当利回りが3.5%を超えていることを考えると十分すぎる実績と言えます。情報技術セクターは、配当金を出さない企業も多いことを考えると、この実績は出色で、既存事業でしっかりと稼げてるということでしょう。

ただ、配当金の増加とともに配当性向も上昇していて近年では50%を超えています。さすがに増配率は低下していて、過去3年の平均増配率は2.16%。

キャッシュフローに問題がないので減配はないと思いますが、ちょっと苦しくなって来ていますね。

ちなみに米国株の魅力は高配当でかつ連続増配を続けている個別銘柄が多いことです。お宝銘柄を保有し続けるのも投資の醍醐味ですね。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。

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IBMの売上高や利益は?

次にIBMの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

売上、利益ともに右肩下がりの状況で、収益性の高い事業への転換が軌道にのっていないと感じます。営業利益率も下落傾向であり既存事業の収益性も落ちているようです。

ただ、キンドリル分社化をした21年は売り上げは落ちているものの、営業利益率が向上しておりAIやクラウド事業などの成長分野に集中している効果が出ているようです。

以下の記事に詳細まとめていますが事業転換に成功した、マイクロソフトやコカ・コーラのような企業になれるのか要注目です。

これまでのIBMの事業の内訳は、ザックリいうと

・クラウド・コグニティブ:約30%

・テクノロジー・サービス:約55%

・その他ファイナンス等:約15%

となっています。クラウド・コグニティブがAIのワトソン、量子コンピューター、クラウド事業となっていて営業利益率も30%超えるなど稼ぎ頭になっています。業績も伸びていることもあり、IBMが最も力をいれている事業と言えるでしょう。

一方、企業や政府機関にコンピューター関係のサービスを提供しているテクノロジーサービスの売り上げは年々減少。競合企業との競争も激しいことから、営業利益率も10%以下となっていて苦しいですね。

株価はどこまで下がる

長期的に下落傾向が続くIBMですが、21年11月に不採算部門を分社化し収益性の高いクラウドやAIを主力とした企業に生まれ変わったこともあり、今後の株価上昇も期待できると考えます。

分社化以降、株価は短期的に上昇していますね。

ただし、クラウド分野はアマゾン、Microsoft、グーグルなどの大型ハイテク企業が力を入れている分野ということもあり、今後もIBMのクラウド分野の成長が続くか要注目ですね。

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IBMの株は買いか?まとめ

今回は、IBMの銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。

企業や政府機関向けのサービスが低迷しているものの、これらの部門は別会社として切り離されることが予定されています。

クラウド、AI、量子コンピューターと将来を期待できる事業の業績が堅調であることもあり、ITセクターとしては高い配当利回りであることを考えると、株価がコロナショックから回復していないタイミングで買うのは面白いかと考えます。

最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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