日揮の株価が下落しているようですが、なぜ安いんですか?業績がヤバいですか?
潰れることはないと思いますが…日揮株は買うべきか、どうなるのか今後の見通しを知りたいです。
そんな疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- 日揮はどんな会社なの?
- 株価の状況や配当実績、株主優待は?
- 業績悪化でやばい?
- 日揮の株価推移は?なぜ安い?
- 今後の株は買い時か?
総合エンジニアリング企業最大手の日揮の株価が長期的に低迷しています。なぜ安いのか?その要因は
・環境意識の高まり・ESG投資に注目
・原油価格の長期的な低迷
・成長期待が乏しい
が考えられます。
要するに石油プラントなどの大型設備の需要は、景気の動向やエネルギー価格に大きく影響受けやすいということです。
一方、感染症の収束による景気回復期待もあり、原油価格も上昇しており、日揮の株価も短期的に高騰しています。
今回は、そんな日揮株を売るべきか買いべきか?株価が安い理由は何か?について分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。これらの経験も踏まえて記事を書きました。
スマホアプリで手軽に米国株投資【PR】
”米国株投資してみたいけど、ちょっとハードルが高いな”
”米国株の情報を気軽にGetしたい!”
moomoo証券ならApple、Amazon、Microsoftなどの優良企業に無料のスマホアプリから投資できます。
”米国株投資はちょっと難しそう”とか”まずは試しに米国株を始めたい”という方に良いかも。
- 取扱銘柄は約7,000銘柄と豊富!
- 取引手数料は最低0ドルなので始めやすい!
- 米国株取引のお得なキャンペーン実施中!
- 初心者にも分かりやすい金融・投資情報が満載で投資に役立つ!
アプリダウンロードとメールアドレス登録だけでプロ級の米国株情報を無料で利用できます。
まずは、お試しでスマホアプリを利用してみてはいかがでしょうか?
\口座開設なし「無料」で使える神アプリ/
目次
日揮はどんな会社なの?
日揮といえば、大手総合エンジニアリング会社です。国内外のオイル&ガス・化学・ライフサイエンス・産業設備・社会インフラ分野における各種プラント建設の設計・彫琢・運用・保守を一括して請負っています。
一般の消費者には馴染みが薄い企業ですが、日本の石油会社や総合化学メーカーだけでなく、オイルメジャーや産油国の国営会社など世界80カ国2万件以上のプロジェクトを遂行してきた実績があります。
規模の大きいプロジェクトを担っている企業で、特にLNGプラントでは、世界の生産量の30%以上を占めるプラントの設計・建設を行なっています。
最近では、総合エンジニアリング事業だけでなく、医療や製薬などのライフサイエンス分野にも参入していて、病院の運営を担当する事業など事業の多角化も進めているんですね。
日本国内においては、東洋エンジニアリング、千代田化工建設とともに「エンジニアリング御三家」と呼ばれていますが、日揮は純利益や受注残高で2社を大きく引き離しています。
日揮の株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2024年4月25日現在)を見て行きましょう。
株価の指標に関しては、パッと見た感じ”それほど良くないな”というのが率直な感想。
株価の長期的に低迷していますが、PER的には22倍と指標的に若干割高な水準です。配当利回りは2.6%程度で日本株の平均よりも高い水準です。
日揮の業績は、景気の動向や原油価格に影響を受けやすい銘柄である一方、同じ景気敏感株のエネオスや三菱商事の業績は底堅いです。
日揮の配当実績や株主優待は?
続いて配当実績を見ていきましょう。以下が配当金の実績です。
2013年ごろは40円を超えていましたが2020〜22年は12〜15円。配当金額は安定していないですね。
配当利回りも2.6%程度となっていて、日本株の平均よりも若干高い水準ですが、それほど魅力的とは言い難いです。
日揮の配当方針を見ると、
期末配当として年1回の剰余金の配当を行うこと、および各期の業績に連動させる考え方に基づき、連結配当性向30%を目途とし、かつ1株当たり年間配当額15円を下限とする。
ということで、業績次第ではありますが配当性向30%を目途としています。
22年3月の純利益は赤字に転落していることもあり、現在の配当水準を維持するのはかなり厳しいですね。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。
株主優待は…
そんな日揮ですが、株主優待制度はありません。
総合エンジニアということもあり自社製品の設定が難しいんですね…残念ですね。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
優待銘柄を検討する際に役に立つ本3選と雑誌を紹介しています。優待に関する情報は、これで十分です。
次に日揮の株価推移と業績を見ていきましょう。
[insert page=’kaview-pr’ display=’content’]
日揮の株価は下落?その理由とは?
続いてチャートを確認していきましょう。総合エンジニアリング最大手の日揮。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期チャート
以下は過去の長期チャートです。
株価が2014年以降急落しています。
原油価格が14年半ばから16年初めにかけて下落したこともあり、日揮が得意とする液化天然ガス(LNG)設備を含めて、石油やガス関連の新規プラントのマーケットが冷え込んだためです。
その後も、チャイナショックや新型コロナ拡大などもあり、LNGや石油プラント製造の需要が盛り上がらないこともあり、株価は長期的に下落傾向です。
加えて21年はオーストラリアで受注したLNGプラント建設をめぐる係争費用などで575億円の特損を計上したこともあり、株価の回復は鈍いです。
短期チャート
以下が日揮の1年チャートです。22年に入って短期的に株価は上昇しています。
株価は短期的に横ばい傾向です。ただ、資源高もありプラント建設の需要も盛り上がってきました。
実際、日揮は23年3月期は売上高で前期比40%増の6000億円、最終損益で200億円の黒字。
20年に約4000億円で受注したイラクの製油所近代化プロジェクトの建設が本格化するほか、国内のバイオマス発電所建設などが業績回復に寄与しています。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
日揮の業績はヤバい?
続いて日揮の業績です。
以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。原油価格に業績が大きく依存することもあって、安定していないですね。
業績を見ると2016年3月期をピークに業績は下落傾向です。
原油価格が14年半ばから16年初めにかけて下落したことで、液化天然ガス(LNG)設備を含めて、石油やガス関連の新規プラントのマーケットが冷え込んだため。
さらに、コロナショックで石油需要が激減し、先物価格が一時マイナスになった2020年は、利益が赤字に転落するなど厳しい内容でした。
一方、21年以降は景気回復期待や石油需要の回復もあり、なんとか業績が改善しています。原油価格も高騰によって石油在庫評価額も上昇しており、業績を押し上げているんですね。
ただ、キャッシュフローはマイナスになっている時期も多くて安定しないですね。すぐに経営破綻はないかと思いますが…
なお、日揮の業績は景気の動向やエネルギー価格に影響を受けやすい銘柄ですが、通信株や医薬品株も景気動向に業績が影響を受けづらいセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
日揮は株価下落で買い時?
総合エンジニアリングの最大手である日揮。短期的にエネルギー価格の高騰や石油需要の回復により、株価は上昇しています。
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、日揮株は長期投資の観点からは様子見かと考えています。
理由をたんてきに言えば、
・株価が長期的に低迷
・業績・キャッシュフローが安定しない
・配当利回りが低い
ということですね。
日揮が手がけるのは大型のLNGプラントや化学プラントなど、規模が非常に大きいこともあり、継続的に安定して受注が取れるかが業績に大きな影響を及ぼしています。
短期的にはエネルギー価格の急騰もあり受注は回復していますが、原油価格が低迷した2016年以降の業績は悪化。長期的には石油やLNGではなく、クリーンエネルギーに注目が集まっていることもあり業績の回復も鈍いです。
大型のプラント建設ということもあり、景気が悪くなったり、エネルギー価格が下落すると新規プラント建設の需要が減少するので、日揮は景気の動向や原油価格に敏感な銘柄と言えるでしょう。
株価は長期的に低迷していますが、景気回復期待やエネルギー価格の高騰もあり21年以降反転の兆しが見えてきました。
配当利回りも低いこともあり、日揮は長期的に保有して手堅くインカムを稼ぐような銘柄ではなく、短期的に株価が上昇しそうなタイミングで売買を行う、トレードに向いた銘柄といえそうです。
進化型ロボアドのパフォーマンスがすごい!【PR】
ロボアド投資して3年以上経過しますが、結局のところ米国ETFに分散投資をしてリバランスしているだけ。
手間を気にしなければ自分でもできるレベルなんですね。
その点、真の意味でプロレベルの金融理論を活用しているロボアドはROBOPROだけかと。 大胆な資産入れ替えで高リターンを維持しています。
”ROBOPRO” 進化型ロボアドの決定版!【PR】【PR】
AIで相場を先読みして大胆な銘柄入れ替えで好成績をたたき出している”ROBOPRO”。
他の従来型ロボアドとは機能が完全に一線を画しています。その特徴をまとめると、
- 高度な金融理論を用いた進化型ロボアドバイザー
- 短期の相場の動きを予測した運用を実施
- 従来型ロボアドバイザーより高パフォーマンス
というもの。リリースから約3年経過後の成績は+47.72%とTOPIXを圧倒。
好成績の秘密は、ROBOPROのAIが高度な金融モデルを用いて相場の状況を分析して運用を行っているところ。
そんな進化型ロボアドを活用しておまかせ運用するのも良いかもです。
▼今ならキャンペーン実施中▼
進化型ロボアドの決定版!【PR】
「日揮の株価が下落…なぜ安い?」まとめ
今回は日揮の株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
原油価格の長期的な低迷や脱炭素化の流れもあり、日揮の株価は長期的に低迷していましたが、新型コロナ収束期待を背景に原油価格も上昇。株価も21年以降、短期的に反転の兆しを見せています。
一方、プラントの建設需要は景気の動向やエネルギー価格に影響を受けることもあり、株価はこれらの影響を受けやすいですね。
なので、日揮株は長期的に保有するタイプの銘柄ではなく、短期的な値上がりタイミングを見てトレードを行う銘柄と言えそうです。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
クレカ投信積立でポイントGet【PR】
「資産運用しながらお得にポイントを貯めたい…」
せっかく投資するなら少しでもお得に運用したいですよね。そんな方は、ポイント還元率が業界Topクラスのマネックス証券がお得かも。
貯まったポイントはAmazonギフト券やdポイントに交換が可能です。
クレカ投信積立ならマネックス証券がお得!
- ポイント還元率は1.1%
- 積み立て可能な投信ならすべてクレカ決済ができる
- 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISAの口座が対象
- 上限は月5万円
とかなりお得な内容です。
▼口座開設・維持費無料!▼
※申し込みは最短1ページ。
スマホアプリで米国株投資【PR】
米国株に投資したいけど、ちょっと難しそう…
このような株初心者の方も多いと思います。
そんな方に自信を持ってオススメできるのがmoomoo証券なんです。米国株にスマホアプリで気軽に取引することができます。
スマホアプリで手軽に米国株投資【PR】
”米国株投資してみたいけど、ちょっとハードルが高いな”
”米国株の情報を気軽にGetしたい!”
moomoo証券ならApple、Amazon、Microsoftなどの優良企業に無料のスマホアプリから投資できます。
”米国株投資はちょっと難しそう”とか”まずは試しに米国株を始めたい”という方に良いかも。
- 取扱銘柄は約7,000銘柄と豊富!
- 取引手数料は最低0ドルなので始めやすい!
- 米国株取引のお得なキャンペーン実施中!
- 初心者にも分かりやすい金融・投資情報が満載で投資に役立つ!
アプリダウンロードとメールアドレス登録だけでプロ級の米国株情報を無料で利用できます。
まずは、お試しでスマホアプリを利用してみてはいかがでしょうか?
\口座開設なし「無料」で使える神アプリ/
関連記事・おすすめ記事
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。読まれている方に少しでも役に立つよう、資産運用に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
新型コロナウイルスの拡大によって日本経済に大きな打撃が走っています。外出自粛やインバウンド消失など、この状況下でおすすめの銘柄についてまとめました
株初心者でも安心して投資できる業績鉄板の日本株銘柄をまとめました。新型コロナ拡大でも業績に期待できる銘柄です。是非ご覧ください。
好業績、高配当銘柄の代表格である商社株の特徴をまとめました。景気敏感株で配当が安定しないという印象でしたが、安定配当を志向している会社が多く長期投資に向いているといえますね。
こちらも、業績が安定していて高配当の銘柄の代表格である銀行株の特徴をまとめました。マイナス金利の影響で経営環境は厳しいものがありますが、株価の見通しはどのようなものでしょうか?
アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、コカ・コーラ、マクドナルドなど米国には高い成長を続けるグローバル企業が多いです。米国株への投資を考えている方に向けて、買い方をまとめました。
ソーシャルレンディングの中でも特に注目されているのがFunds。株のように値動きがないので相場の動きが気になりません。
銀行預金にほとんど利息がつかない中、投資先として有力な選択肢。投資するファンドにもよりますがの年率1.5〜3%程度のリターンが期待できます!
なので、こんな方に特にオススメです。
- 日々の相場の動きを気にしないで投資したい
- 銀行の預金金利は低すぎて使えないと感じている
- 定期預金感覚で高い利回りを得たい
詳しくは以下をクリック!