ホンダ(本田技研工業)の株を購入したいのですが株価は割安ですか?過去10年の株価の推移や配当実績、今後の株価の見通しについて知りたいです。
ホンダ(7267)の株は今後買いですか?それとも売り時ですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ホンダ(本田技研工業)の株価の状況は?
- ホンダ(7267)の配当金と株主優待は?
- ホンダの株価の推移(チャート)は?
- ホンダの株価は低迷している?見通しを予想。今後の株は買い?
投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。
ホンダ(本田技研工業)といえば日本自動車メーカーの最大手の一つで、国内の自動車販売台数はトヨタに次いで第2位。世界販売台数でも第8位です。
ホンダは自動車だけじゃなく、航空機や二輪車、芝刈り機や除雪機などの汎用製品も製造販売していて、中でも二輪車では販売台数、売上規模とも世界首位なんですね。
アジア圏におけるホンダ製のオートバイの人気は圧倒的です。
自分の中では、ホンダといえばやはりF1。ちょっと古いですがアイルトン・セナがドライバーだった頃の”マクラーレン・ホンダ”の強さは当時圧倒的でしたね。
”技術のホンダ”というイメージを世界に印象付けました。今回は、そんなホンダの株価について分析です。
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目次
割安?ホンダ(本田技研工業)の株価の状況は?
それでは早速ホンダの株価データ(2024年1月24日現在)を見ていきましょう。以下に簡単にまとめました。
2023年10月に1株→3株に株式分割しました。
配当利回りは3.5%超えということで日本株の中では、かなり高配当水準です。
PERの目安は13から15倍程度ですので8倍というのは結構低い水準です。近年は、米中貿易摩擦の影響や新型コロナ拡大の影響があり、業績が上がりずらい状況ということでしょう。
同業他社と比べても、
- トヨタ:11.1倍
- マツダ:6.1倍
となっているので、他の自動車メーカーの中では同じくらいの水準ですね。
ただ、自動車株は景気敏感株の代表銘柄であり、PERがあてにならないと言われています。景気・経済の動向に業績が影響を受けやすくPERが変動しやすいからですね。
なお、ホンダのライバルであるトヨタと日産の業績は明暗クッキリと分かれています。世界のトヨタはやはり強い!
株は買いか記事をまとめています。ぜひコチラもご覧ください。
ホンダ(7267)の株価の推移(チャート)は?
続いてチャートを確認していきましょう。
日本の自動車メーカー最大手の一つホンダですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
ホンダの長期チャート
次にホンダの株価推移を見ていきますね。以下のチャートは過去の株価推移です。
長期的にほとんど株価が上昇していないですね。だいたい800円から1600円のレンジで推移しています。2023年に入って株価は1600円近辺にまで上昇しています。
2012年ごろのアベノミクス相場で大きく株価が上昇したものの、2015年のチャイナショック以降は完全に失速。
2018年にも中国経済の失速懸念で大きく株価が下落。ホンダは自動車株なので景気や経済の動向に敏感というのが良く出ているチャートですね。
ホンダの1年チャート
以下が直近1年間のチャートです。
2020年2月のコロナショックで800円を割り込む水準にまで下落しましたが、その後は2023年に一時的に1700円を突破するなど上昇基調です。
22年に入って金利上昇による景気減速懸念もあり自動車株は軟調ですね。本田の株価も横ばい傾向でしたが、大幅な円安の影響もあり業績が改善。
株価も短期的に上昇傾向です。
このように株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
ホンダの業績は?
株価は割安水準のホンダですが、業績はどんな感じなのでしょうか。業績推移を見ていきましょう。
過去の業績推移
続いてホンダの業績を見ていきます。以下が過去の売上高、営業利益、純利益の推移(単位:百万円)。
売上高が14兆円超えと莫大な規模を誇るホンダ。売り上げは堅調に伸びていましたが、コロナ拡大の影響もあり2020年は自動車販売台数減少。
米中貿易摩擦もあり2019年以降は減益が続くなど、苦しいですね。一方、新型コロナで大きく落ち込んだ売り上げも、2021年以降は大きく回復しています。
特に2024年3月期は、大幅な円安により輸出企業であるホンダの業績は大きく伸びています。
自動車株は景気敏感銘柄ということもあり、コロナ収束で業績が大きく改善することが期待できます。
次に本田の配当金と優待を見ていきましょう。
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ホンダの配当金と優待は?
ホンダの配当金推移
次にホンダの配当金の推移を見ていきましょう。
2019年ごろの米中貿易摩擦や2020年の新型コロナ拡大による業績悪化もあり、ここ数年配当金がほとんど増えていないですね。
コロナ拡大の影響で業績悪化が見込まれる中、今期2021年3月期は2円の減配。2022年も横ばいの見込みです。
ただ配当性向は30%程度なので余力は十分。業績次第では、今後の増配も期待できるレベルと言えます。
株主還元の基本方針は、
配当金については、普通株式については連結配当性向30%を目安に安定的・継続的に配当を行うよう努めていきます。
となっていて配当性向30%を目安にしているとのこと。過去10年の実績を見ると一度も減配したことはありません。
ただ、高配当株として人気のあった日産が業績不振におちいって2019年度末配当を無配となりました。景気敏感株で業績に波のある自動車株は、配当を期待して長期保有する銘柄ではないですね。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ホンダの優待は?
安定的な配当のホンダ。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
ホンダの株主優待は以下のとおり年3回実施しています。自動車好きでホンダファンにはたまらない内容になっています。
権利確定月 | 内容(いずれも応募制) |
---|---|
3月末 | 鈴鹿サーキットおよびツインリンクもてぎの株主優待券(1回限り) ※入園料や駐車料金が無料など |
6月末 | 事業所視察会やレース・イベントご招待(応募制)※3年以上連続で保有している株主向けに「長期保有株主様コース」あり。
Hondaカレンダー(応募制) |
12月末 | Enjoy Hondaへのご招待(応募制) |
子供が車好きということもあったので、自分も株主優待券を良く利用していましたね。GTが開催されるタイミングで家族で鈴鹿まで遠征していました。
子供と一緒に楽しめるというのがホンダの株主優待の良いところです。
ホンダの今後の株は買いか?
業績が回復傾向のホンダ。株は買い時でしょうか?
自分は長期保有前提なので、景気敏感な製造業の株は購入のタイミングが難しく基本的に保有しない方針です。
どうしても自動車株を保有するというのならホンダではなくトヨタを買いますね。
理由を端的に言えば、
・配当金も増配傾向で利回りも高い
・ホンダなど他の自動車メーカーの中では圧倒的に業績が良い
・自動運転技術の対応にも危機感を持って対応
ということ。
ホンダも含めて他の自動車メーカーが軒並み売り上げを落としている中、トヨタだけが自動車販売数を伸ばしていて、業績が安定。海外での売り上げがしっかりと伸びているのも安心材料ですね。
自動運転技術や電気自動車の対応など、次世代技術の開発でもトヨタは他のメーカーよりも先行していると言われています。
ただ、ホンダの株価チャートは750円あたりがサポートラインになっていて、このあたりに株価が下落すると割安ですね。
上がったタイミングで売るというトレードはありだと思います。
いずれにせよ、業績V字回復ともてはやされた日産の凋落を見ると、自動車株への長期投資は慎重にならざるを得ないですね。
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「ホンダの株価は割安?」まとめ
今回はホンダの株価は割安ということ、株価の推移(チャート)や最近の業績、トヨタ株は買いかなどについて述べてきました。
売上高が13兆円を超えるホンダ。ただ、他の自動車メーカーと同様、新型コロナ拡大の影響で利益を落としていることもあり株価は下落傾向。10年間で株価がほとんど上がってないですよね。
他方、自動車株は景気の動向で業績が大きく左右されやすい景気敏感ということもあり、2021年以降、コロナ収束に伴い株価は上昇基調。
なので、ホンダ株は長期保有ではなく、割安圏で買って、高値圏で売るというトレード向きの銘柄と言えそうです。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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