米国一般消費財セクターのETF VCRの株価や特徴について知りたいです。
他にも高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてVCRに投資するメリットは何でしょうか?構成銘柄や配当実績についても知りたいです。
今回はこういった疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- VCR:株価の基本データと特徴は?
- VCRの構成銘柄とセクター比率は?
- VCRのチャートとリターンは?コロナからも完全回復!
- VCRの配当実績と増配率は?
今回は、今最も勢いのある企業といえるAmazon、テスラ、スターバックスなどの人気銘柄にまるっと投資できる米国一般消費財セクターのETF VCRについて特徴や株価の推移などを分析していきます。
自分も今回分析してみて、VCRが、こんなに高いパフォーマンスだったというのは驚きでしたね。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、米国株や米国ETFを中心に1500万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。
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目次
VCRとは?株価と特徴
このVCRは米国の株式市場で一般消費財セクターの銘柄で構成されるETFです。バンガード社が販売しているものになります。
基本データは以下のとおり(2024年3月現在)。
銘柄数 | 310 |
株価52週レンジ | 230.16 〜 317.88ドル |
分配金利回り | 0.81% |
経費率 | 0.10% |
設定日 | 2004年1月30日 |
運用会社 | Vanguard |
一般消費財とは、消費者が普段購入する商品を提供する企業が集うセクターです。あのアマゾンやテスラ、マクドナルドもこのセクターになります。
生活必需品セクターも普段購入する商品を販売する企業で構成されているのですが、生活する上で必要不可欠な商品かどうかの違いということですね。
生活必需品セクターのETFについては以下のとおり記事を作成していますので、ぜひご覧ください。
VCRの構成銘柄とセクター比率は?
VCRの構成銘柄TOP10
構成銘柄上位10社(2024年1月31日現在)は以下の表のとおりです。
日本の消費者にもなじみのある企業が上位を占めています。
GAFAの一角Amazonとテスラだけで4割近い構成比率となっているため、この2銘柄の値動きを強く受けるETFとなっています。
他にも日本でおなじみマクドナルドやスターバックス、ナイキも構成比率上位に入っています。
VCRのセクター比率
続いてセクター比率です。
No. | サブセクター | 構成比率 |
1 | インターネット販売・通信販売 | 28.30% |
2 | 自動車製造 | 12.60% |
3 | レストラン | 9.70% |
4 | 住宅関連用品小売 | 8.80% |
5 | 履物 | 4.30% |
6 | 衣料小売 | 4.20% |
7 | 総合小売 | 3.70% |
8 | アパレル・アクセサリー・贅沢品 | 3.10% |
9 | 自動車小売 | 3.10% |
10 | ホテル・リゾート・クルーズ船 | 3.10% |
セクター別比率ですが消費者向けの高成長企業を並んでいます。
一般消費財ということでかなりバラエティに富んでいる構成になっています。
なお、一般消費財セクターは構成銘柄のAmazonやTeslaの株価爆上げということもあり、パフォーマンスが高いですが、ヘルスケアセクターや情報技術セクターに連動するETFも長期的に株価が上昇率が高いです。
特徴を以下の記事にまとめてますので、ぜひご覧ください。
(参考URL:バンガード社公式HP)
VCRの株価の推移(パフォーマンス実績)
直近10年のトータルリターンの推移を示したのが以下のチャートとなります。
赤:VCR 青:S&P500
この時期のVCRの10年間のパフォーマンスは約175%。10年で3倍近くになったという驚異の成長率です。
S&P500と比較すると同じくらいのパフォーマンスです。
ちなみに分配金を含めた年率リターンを見てみても、2004年の設定来で11%程度で十分な実績となっています(24年2月29日現在)。
米国の経済は順調に伸びていることもあり、消費が堅調に伸びていることもあり一般消費財セクターの企業業績も大きく成長しています。
ちなみに米国株は11のセクターに分類されます。おすすめのセクターは何か?記事をまとめていますので、ぜひご覧ください。
コロナショック時のVCRのパフォーマンスは?
コロナショックのあった2020年前後の2年のチャートをもう少し詳細に見ていきましょう。
緑:VCR 青:VOO
コロナショックの際には大きく株価は下落したものの、S&P500に比べて株価の回復は早いですね。5月あたりからS&P500を大幅にオーバーパフォームしているのがわかります。
ちなみに米国株のパフォーマンスが長期的に優れている点については、多くの本でも解説されています。以下の記事に、おすすめの本をまとめています。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
VCRのこれまでの配当実績は?
VCRの過去の配当実績を見てみます。
一般消費財セクターは、21年の分配金は若干下落していますがトレンドとしては右肩上がりになっています。
過去10年の年平均の増配率は15%を超えていて、他のセクターと比較しても高水準となっています。
なお、ETFも配当に期待できますが、米国株に投資する魅力は高配当で長期間連続増配している個別銘柄が多いこと。
中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
「米国ETF VCRの特徴は?」まとめ
Amazonがこれまでのように、大きく株価が上昇し続けるかどうかはわかりませんが、一般消費財セクター全体としてはさらなる成長が見込めます。
米国は、先進国でも数少ない人口が増加し続けている国であり、緩やかながらも内需の拡大が見込めるからです。
さらにマクドナルドやスターバックス、ナイキなどの企業はグローバルに事業を展開していることもあり、世界の経済拡大が続くことで業績の向上を期待できます。
個別株は怖いけど、Amazonやテスラなどの成長力には投資したいという方には検討に値するETFだと思います。
最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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