米国株のメタ(旧フェイスブック)への投資を考えています。メタ(FB)の株価の見通しや配当金など、今後の見通しを知りたいです。
新型コロナ拡大の影響もあるようですが10年後も成長していますか?Metaの株は買い時かも知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- メタに社名変更!Metaって何の会社?
- メタ(フェイスブック)の株価の推移(チャート)と特徴は?
- メタ(フェイスブック)の配当金の推移は?
- メタ(フェイスブック)の今後の予想は?10年後の成長期待で株は買い?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に2000万円以上の資産を運用しています。
メタ(フェイスブック)といえばSNSの代名詞ともいえる会社で、世界中の利用者が約25億人にのぼる巨大プラットフォーマーです。
他方、結論から言うとメタ株は、
・個人情報漏洩やセキュリティ強化への対応によるコスト増
・仮想通貨リブラ構想の頓挫
・個人情報保護強化でターゲッティング広告に逆風
・新たな主力事業が育っていない。メタバースブーム終焉…
ということもあり、今後のこれまでのような高い成長は期待できないと考えます。
2018年の個人情報漏洩問題により、創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が議会に召喚され50億ドルにのぼる制裁金を支払うなど、各国の規制が強まっています。
さらにメタに痛手なのは、個人情報保護の強化によりターゲッティング広告への制限が強まっていることで、これまでのように効果的な広告を打ち出すことが難しくなることです。
社名をフェイスブックから「Meta(メタ)」に変更し、メタバースと呼ばれる”仮想空間プラットフォーム”の構築に力を入れることを鮮明にしましたが、これがどうなるかですね。
メタバースも一時のブームは完全に去ってしまいました…
今回は、そんなメタについて株は買いなのか、銘柄分析です。
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目次
フェイスブックが「Meta(メタ)」に改名!なぜ?
日本時間の21年10月29日、技術カンファレンスConnect2021で、フェイスブックのCEO マーク・ザッカーバーグが社名を「Meta」に変更することを発表しました。
単なるSNSサービスを提供する企業から、AR/VRといった技術を活用して実現する「メタバース」のプラットフォーム構築に軸足を移すことを明確化したんですね。
子供への悪影響を示す調査結果を隠したとする内部告発や競合企業の買収、ユーザーの個人情報を活用したターゲッティング広告などに批判が高まっていることもあり、社名変更でイメージを刷新したいという狙いもあるようです。
メタバースとは?
メタバースとは「超(meta)」と「宇宙(Universe)」を組み合わせた造語、オンライン上の”仮想空間”のこと。この仮想空間の中に人々がアバターとして活動することで、コミュニケーション図ったり、娯楽を楽しんだりできます。
似たようなものとして、任天堂のゲームソフト「あつまれどうぶつの森」のようなイメージですが、メタバースではVR技術などによる仮想空間に本当に存在するような感覚で動きまわることができるとのことです。
メタだけではなく、マイクロソフトやウォルト・ディズニー、ナイキなどもメタバース市場への参入を表明しており、2028年までには90兆円を超える市場になると見られています。
メタ(facebook)ってどんな会社?
メタ(フェイスブック)は、世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営する企業で、2004年に創業されたばかりの若い会社です。いまやSNSといえばフェイスブックというほど圧倒的な知名度を誇ります。
創業者はマーク・ザッカーバーグ氏。ハーバード大学を中退後、わずか19歳にしてフェイスブックを起業しました。現在では、世界長者番付で常にトップクラスにランクインしていますね。
SNSのフェイスブックだけではなく、主なもので
・Facebook(フェイスブック)
・Instagram(インスタグラム)
・WhatsApp(ワッツアップ)
というようなサービスも提供しています。若者に人気のインスタグラムもメタが運営しているんですね。
2020年の売上高は約860億ドル(約9兆円)で、莫大な広告収益を上げていることがわかります。
プライバシーの問題やリブラなどで政治から圧力を受ける場面が多いものの、Facebookの世界の利用者は約29億人と、年々増加しています。
が、横ばいでほとんど増えていないという見方もできます。
ちなみにインスタグラムの利用者を加えると、月間利用者は33億人となっていて世界人口の半分近くが利用している計算になります。
次に株価や最近の動向について見ていきます。
メタの株価の状況は?
では早速ですが、メタ(フェイスブック)の株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
メタの株価データ(2024年1月26日現在)を簡単にまとめました。
23年に入って株価が堅調ということもありPERは35倍程度。米国の成長株の割には落ち着いた数値ですね。
配当金を出していませんが、今は株主還元よりも成長に力を入れているということでしょう。
メタの株価も絶好調ですが、同じ大型ハイテク銘柄のGAFAM(アップル、アマゾン、グーグル、マイクロソフト)の株価もコロナショック以降、右肩上がりで上昇しています。
メタ(フェイスブック)の株価の推移は?
次にメタの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:FB 水色:S&P500
22年以降、フェイスブック(メタ)の株価は大幅に下落しましたが、10年間で見ると約8倍になっており、S&P500と比べても圧倒的に大きく伸びていることがわかります。
ただ2018年に8700万人に及ぶユーザー情報流出問題が発覚。欧米諸国が個人情報保護の動きを強める中で業績が一時的に悪化しました。2018年7月には1日で18%以上も減少するなどフェイスブックの株価は大幅に下落。
この個人情報流出により、米連邦取引委員会(FTC)がフェイスブック(メタ)に対して50億ドル(約5400億円)と過去最大の制裁金を科されたこともあり、この時期の株価軟調でほとんど横ばいの状態でした。
ただ、その後はリブラ計画が暗礁に乗り上げたもののコロナショック後は株価は上昇しています。
フェイスブックショック…成長鈍化で22年株価急落…
コロナショックで大幅下落したメタの株価も、外出制限によるSNSの利用者が増加傾向ということもあり2020年5月には暴落前水準に戻っています。
2021年以上の上昇基調は継続していましたが、21年10〜12月期の決算が市場予想を下回ったことから株価が急落…
1日で26%も下落し約29兆円の時価総額を失う結果となりました。
北米や欧州でのFacebookユーザー数はほぼ頭打。多少減ることも珍しくはないのですが、アジア太平洋地域での伸びが鈍化し、その他の地域でも減少に転じています。
またFacebookのユーザーの行動を追跡できることを強みとしていましたが、アップルiOSのプライバシー仕様の変更による多くのユーザーが追跡の「拒否」を選んでおり、広告モデルの再構築を迫られています。
なお、株式投資で勝率を高めるためには、しっかりとした投資理論を身に着けることから。以下の記事では、初心者向けのものから古典まで、おすすめの米国株投資本を紹介しています。
そんなメタ(フェイスブック)ですが、今後に期待できるのでしょうか。以下、フェイスブックの会社概要、株価の状況、業績などを見ていきます。
メタの配当金は?
メタは得られた利益を新規事業に投資しているのと、株主還元は自社株買いを中心に行っていることから、配当金を出していません。
まだ企業は成長フェーズにあるということです。
ちなみに米国株の魅力は高配当でかつ連続増配を続けている個別銘柄が多いことです。お宝銘柄を保有し続けるのも投資の醍醐味ですね。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
メタの売上高や利益は?
次にメタ(FB)の業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。
スマートフォンの普及とともにSNSの利用者が爆発的に増加し続けていることもあり、業績も右肩上がりの急成長となっています。新型コロナ拡大に対する業績への影響はほとんどなく、2020年の業績は増収増益。
外出制限によってSNS利用は増加しており、むしろコロナ拡大はメタ(フェイスブック)にとって追い風だったということです。
また、各国政府による個人情報保護強化が行われているものの、フェイスブックやインスタグラムなどの利用者が増えているうちは売り上げは伸び続けるということでしょう。
一方、2019年に売り上げが伸びているものの利益が減少している要因は、個人情報流出問題で米国政府に対して50億ドルの巨額制裁金の支払いを計上したためです。
2018年以降、営業利益率が減少しているのは、セキュリティ対策などのコストがかさんでいることが要因。今後も個人情報保護強化のトレンドは大きく変わらないと考えられ、メタの経営の重しになることは間違いないですね。
2023年7〜9月決算は増収増益
フェイスブックの決算概要をまとめたの以下の図です。
メタの2023年第3四半期(7~9月)の決算売上高は前年同期比23%増の341億4600万ドル、純利益は164%増の115億8300万ドルでした。
広告の復調と大規模なコスト削減が奏功したとのこと。
Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppをまとめた日間アクティブユーザー数は、前年同期比7%増の31億4000万人ということで、こちらも順調に伸びています。
ちなみに、フェイスブックは成長企業ということもあり配当金を出していませんが、米国株の魅力は高配当でしかも連続増配を続けている企業が多いこと。
中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
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メタの株価の予想は?10年後も成長?
業績絶好調のメタですが、株価はこれまでのような成長は難しいと予想します。
もちろんSNS利用者の拡大は続いていることもあり、今後の業績には期待できることは間違いありません。
これらについて、詳しく見ていきます。
成長鈍化の理由:①売り上げが広告収入に依存
業績は伸び続けているメタですが、売り上げのほぼ全てが企業からの広告収入となっています。
なのでアップルやアマゾンのようにサービスや製品を提供する対価として収益を得ているという訳ではありません。
企業側が広告費を削減すると、すぐに影響が出てしまうんですね。フェイスブックからメタに改名し、仮想現実(VR)関連の事業に注力することを鮮明にましたが、まだ収益の柱になるほど成長はしていないですね。
成長鈍化の理由②:個人情報保護強化の動き
2018年以降に営業利益率が減少しているのは、間違いなく個人情報保護強化への対応にコストがかかっているためでしょう。
近年、IT企業(プラットフォーマー)の台頭により各国政府が個人情報保護強化や独占禁止法適用などの動きが強くなっていますね。フェイスブックの情報流出もあり、個人情報保護を求める世論は世界的に強まってきています。
メタが打ち出した仮想通貨リブラ構想が頓挫しているのも、セキュリティや巨大プラットフォーマーに対する各国の警戒感があるのは間違いありません。
セキュリティや個人情報保護に対するコストが、メタの経営の重しになると考えられます。
成長鈍化の理由③:ターゲッティング広告への逆風
ユーザーのSNS利用履歴などを分析して効果的な広告を表示するターゲッティング広告に批判や逆風が吹いています。
欧米を中心に個人情報保護を強化する流れが強くなっているんですね。
特にフェイスブックにとって痛手なのがAppleのiOSアップデートにより、ターゲティング広告への制限を開始しました。
これまでのような効果的な広告を提供できなくなることは確実なので、広告収入に依存するフェイスブックの経営に大きな影響が出ることは間違いないですね。
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メタの株は買いか?まとめ
今回は、メタの銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。
SNSの利用者が世界的に増え続けるメタ。新型コロナの影響で株価は大幅下落していますが、外出制限もありSNS利用は逆に増加していることもあり株価は上昇傾向です。
急成長を遂げているメタですが、収益は広告収入に依存しており、他の新規事業が育っていないことは懸念材料ですね。
加えて、今後は個人情報保護などの対応にもコストがかかってきますので、これまでのような高い成長を見込むのは難しいと考えます。
メタバース事業により、今後どこまで成長できるかが今後の業績を左右しそうです。
自分なら広告収入のみに依存しているメタではなく、自社製品やサービスを提供しているアマゾンかアップルの株を購入しますね。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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