株初心者ですが、おすすめの銘柄を知りたいです。世界的なインフレや金利上昇が進んでいます。
新NISAが始まる2024年、このタイミングで買うべき期待大な銘柄が知りたいです。
このような関心を持つ方に向けて記事を書きました。
- 株初心者が買うべき銘柄のポイントとは?
- 新NISAで投資すべき株初心者におすすめする銘柄10選とは?
- 株初心者が少額・積立投資を手軽に行う方法とは?
投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に2000万円以上の資産を運用しています。
世界各国の中央銀行が急激な金利の引き上げを続けていることもあり、景気悪化の見通しから2022年12月末、日経平均株価は26,094円にまで下落しました。
一方、日本国内ではマイナス金利や金融緩和が継続されたこともあり、株価は堅調。2023年12月末の日経平均株価は33,000円を突破するなど短期的に上昇しています。
暴落時でも狼狽売りせずに、優良銘柄を複数保有し続け、定期的に買い増すことで、資産の増加が期待できることは間違いありません。
2024年は、世界的なインフレが沈静化して景気が後退する見通しです。急速な金利引き上げが政治・経済に影響を与えている中、どのような銘柄に投資すべきなのでしょうか?
そこで、景気が後退する見通しの中、初心者が避けた方が良い銘柄の特徴や株初心者におすすめの銘柄について紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
株初心者が買うべき銘柄のポイントとは?
株初心者の銘柄選びのポイントは、
- 業績が安定している銘柄
- まずは知名度の高い大企業
ということですね。細かいことを挙げればキリがないので、この2つを心がけると良いかと思います。
クイックに見ていきましょう。
ポイント①:割安な銘柄
当たり前ですが、業績がしっかりと伸びていて、配当金も増配している銘柄が狙い目です。
短期間に株価が急騰する銘柄を見つけるのは株式投資の醍醐味と言って良いですが、このような銘柄を見つけることは投資のプロでも困難で、初心者には難易度が高いんですね。
なので、まずは長期目線で業績が堅調な銘柄への投資を検討することをおすすめします。
ポイント②:まずは知名度の高い大企業
株初心者は、知名度の高い、身近な大企業に投資するのが良いです。
このような企業は情報収集が容易で、事業内容も理解しやすいこともあり、新しいサービスや事業がうまく行きそうかなど、予想がしやすいです。
株初心者におすすめの銘柄10選は?:2024年最新
2023年の日本株は絶好調で、日経平均株価も3万円超えが定着しています。
初心者の方は、このような情勢でも業績が安定して、かつ配当がしっかり支払われる銘柄に投資していくのが安心だと思います。
上記のポイントや、業績の安定性、配当利回りなどを踏まえて株初心者におすすめする銘柄は、
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
- KDDI
- イオン
- 花王
- テルモ
- 三菱商事
- キリン
- アステラス製薬
- ENEOS
の10銘柄です。クイックに理由をみていきます。
おすすめ銘柄①:三菱UFJフィナンシャル・グループ
やはりメガバンク首位の三菱UFJは、以下のツイートのとおり外せないですね。
金融グループ最大手の三菱UFJ。
2016年のマイナス金利導入による収益悪化で株価は下落傾向です。ただ、このような厳しい状況でも減配なく増配する方針を打ち出しているんですね。
配当利回りは4.6%で増配傾向。さすがに最近の株価は売られ過ぎの感が強いです。業界首位で長期的には欲しい銘柄ですね。— かいまる (@leverage_toushi) October 19, 2019
ポイントは何といっても、マイナス金利の導入後、収益環境が厳しいにもかかわらず配当金が増配傾向にあること。
現在の配当性向は30%台ですが2023年までに40%に引き上げることを宣言しています。日本株全体で見ても、最も魅力の高い銘柄の一つですね。
特に、22年12月に日本銀行が実質的に金利を引き上げたこともあり、23年の業績も向上。2024年はマイナス金利の解除が確実視されています。
長期保有前提で、是非とも購入すべき銘柄です。
おすすめ銘柄②:三井住友フィナンシャルグループ
2024年に日銀によるマイナス金利が解除されることが確実視されている中、やはりメガバンクは外せない銘柄です。
特に海外事業に力を入れている三井住友FG。
減配なく増配する「累進配当」を宣言しており、かつ現在30%台の配当性向も40%を目指すこととしています。
一方、22年は20円の増配、23年も30円と大幅増配しています。この時期は配当利回りも5%を超えていました。2024年も30円増配して270円を予定しています。
おすすめ銘柄③:KDDI
2020年から本格的に始まっている5Gの大本命銘柄です。
業績も鉄板、配当利回り3.5%程度と高配当、不景気時にも強いディフェンシブ銘柄。携帯事業に参入する楽天が、地方通話についてはKDDIの回線を利用することもプラス材料です。
NTTでも良いのですが、KDDIは優待銘柄としても人気。100株で3000円相当のカタログギフトの株主優待がもらえるということもあり、こちらをおすすめとしました。
22年に入って世界的に株価が下落している中、ディフェンシブ銘柄の代表格であるKDDIの株価は堅調に推移しています。
おすすめ銘柄④:イオン
言わずとしれた小売業界のガリバー。
業績に波があるものの、新型コロナが未だ収束しない状況ということもあり、引き続き食料品や日用品の需要は堅調なことが予想されます。
優待銘柄としても知名度が高く、100株でイオンの買い物が3%安くなったり、イオンシネマで映画が1000で見れるなど、優待のお得感が高いです。
おすすめ銘柄⑤:花王
日本株の中で連続増配株と言えば花王の右に出る銘柄はないでしょう。
配当利回りは1%台と低いものの30期連続増配中。コロナ拡大で石鹸やシャンプーなどの日用品需要はむしろ高まっています。
不景気時にも売り上げの落ちない、生活必需品のディフェンシブ銘柄の大本命です。
おすすめ銘柄⑥:テルモ
医療機器最大手のテルモ。コロナ拡大や不況入りしても医療機器の需要は落ちることがありません。
日本の人口は減少しますが、高齢者数の増加は2020年以降も確実な未来。医療機器は安売り競争になりずらいので業績が極めて安定しているのもプラス材料です。
おすすめ銘柄⑦:三菱商事
総合商社業界首位の三菱商事。その魅力は、何と言っても安定した業績と高い配当利回りでしょう。
エネルギー市況の低迷で2015年度に一時的に赤字に転落してしまいましたが、非資源分野の強化により業績はV字回復。
さらに、減配しないで増配を目指す累進配当を宣言していて、2021年の配当金を200円にするという目標は達成できませんでしたが、配当は連続増配を続けています。
コロナ収束による景気回復期待で資源価格が上昇したことや、投資の神様”バフェット”が日本の商社株を買い増していることもあり、株価が短期的に上昇しています。
https://leverage-investment.com/mitsubishicorp-stockprice02/
おすすめ銘柄⑧:キリンホールディングス
おなじみのビールメーカーのキリンです。事業多角化を進めていて
- 買収したオーストラリア飲料会社ライオンの不振
- 子会社の協和発酵バイオ赤字転落
で株価はパッとしまっせん。
ただ上場以来減配もなく、既に酒類の売り上げではなく海外事業や医薬事業も収益の柱になっています。
配当利回りも3%を超えていて、新NISAを活用して長期保有前提で投資するには良い銘柄です。
おすすめ銘柄⑨:ENEOS
エネオス(ENEOS)といえば、言わずと知れた日本を代表するエネルギー・資源・素材企業ですね。石油の元売りの最大手で、国内のシェアは約50%を占めています。
参加の主要3社(ENEOS、JX石油開発、JX金属)を中核にエネルギー事業や石油・天然ガス開発事業、金属事業を展開して業績も安定しています。
配当金は22円で横ばいが続いていますが、配当利回りが約4%。2024年12月の配当も22円を予定しています。
21年以降は、新型コロナ収束による景気回復期待や石油需要の回復もあり、業績は大きく改善しています。
原油需要がなくなることはありませんので、景気が悪化しても業績は安定的。ディフェンシブ銘柄として長期投資はありですね。
おすすめ銘柄⑩:アステラス製薬
アステラス製薬は、言わずと知れた医薬品の開発・製造・販売を行う大手医薬品メーカーです。2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業合併して発足ました。
主力製薬は、前立腺がん治療薬の「イクスタンジ」ですね。この薬1つで年間3千億以上の売り上げとなっています。
利益重視の経営で3000億円を超える現預金を保持、研究開発費に莫大な投資が必要となる医薬品企業において、無借金経営を続けています。
配当は増配を続けていて2024年3月期は10円増配して70円を予定しています。
医薬品株は、景気の動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブ銘柄です。業界の優等生と言われているアステラス製薬は、長期投資に向いた銘柄といえそうです。
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株価暴落もある…株初心者は投資すべき?
長期的に大きな成長が見込める株式市場ですが、銀行の破綻や政治・経済に大きな動きがあると、短期的に暴落することがあります。
例えば、2020年2月の”コロナショック”によって日本市場だけではなく世界の株式市場が大暴落しました。
そんな状況でも株初心者は株式投資を続けるべきでしょうか?
ここでは、
- コロナショックで日経平均大暴落
- 2020年末から2021に入って株価上昇
について見ていきます。
コロナショックで日経平均大暴落
コロナショック直後の日経平均株価のチャートを見てみましょう。
2020年2月24日に米国のダウ平均株価が1日で1030ドル急落、その影響で翌25日の日経平均株価が781円安となってから連日のように株価が大幅下落しています。
3月16日には一時16500円を割り込むなど、直近の最高値から株価が20%以上下がったことから、日本市場は完全に弱気相場入りしました。
この”コロナショック”により1ヶ月もたたないうちに日経平均が30%以上も下落…。この暴悪を見てしまい株式投資に躊躇した方も多いのではないでしょうか?
2021年に入って日経平均3万円突破
2020年2月のコロナショックで大きく下落していた株価ですが、日銀のETF買いや米国による2兆ドルの経済対策期待から3月下旬に下げ止まり、その後大幅反発。
株価は順調に回復して、日経平均株価は2020年末に27500円を突破。
2021年2月には3万円の大台を回復するなど、バブル崩壊以後実に30年ぶりの高値圏となりました。
株初心者は少額・積立投資すべき
結局のところコロナショックがあったとしても、狼狽売りせずに株式を保有し続けて淡々と積立投資をしてきた投資家の資産が増大したということです。
そうは言っても”株価暴落は怖い”という方もいらっしゃるでしょうから、株初心者の方は優良銘柄を少しずつ、ゆっくりと積立投資していくことをおすすめします。
「2024年初心者におすすめ銘柄」まとめ
今回は、初心者におすすめする銘柄10選ということで、初心者が銘柄を選ぶポイントや、おすすめ銘柄、コロナショック後の株価推移などについて見てきました。
2020年のコロナショックで大きく下落した株式市場ですが、すでに暴落前水準は回復し、日経平均株価は3万円を一時回復。
一方、世界的には金利が急上昇していることから、2024年は景気後退が見込まれています。
株初心者の方は、このように景気が悪化する状況でも業績が堅調で割安な企業を中心に投資していくのが良いかと考えます。
少額から複数銘柄に淡々と投資していくことでリスクを抑え、長期的に大きなリターンが得られる可能性が高くなります。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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