米国株のネットフリックス(NFLX)への投資を考えています。2022年に会員数減でNetflixの株価が急落しましたが、10年後も将来性はあると思うんですが…。
株価の推移や配当は特徴はどんな感じですか?ネットフリックスの株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- コロナショックでもネットフリックスの株価上昇!
- ネットフリックス(NFLX)って何の会社?
- ネットフリックスの株価の推移(チャート)と特徴は?
- ネットフリックスの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に2,000万円以上の資産を運用しています。
動画配信サービスの代名詞とも言えるほどの存在となっているネットフリックス。世界中の会員数は2021年9月末で2億人を超えており、その勢いは益々加速していますね。
結論から言うとネットフリックス(Netflix)株は、
・アカウント共有で料金を払わない者の増加
・2022年に会員数減
・アマゾン、アップル、ディズニーなど競争の激化
ということもあり、今後の成長はかなり鈍化することが予想されるため様子見ですね。
2020年1~3月の1577万人、4~6月の1009万人増というコロナ下での急激な伸びは一服したものの、その後巣ごもり需要で利用者は増加。会員数も世界で2億人を突破していました。
しかし、22年3月末の会員数は21年末に比べて20万人減少。予想されていた250万拡大すると予想されていましたが遠く及びませんでした。
マイナスに転じたのは、この2022年の減少が初めてなんですよね。翌日の株価は35%の急落…4月下旬の段階で年初来の下落率は60%を超えておりS&P500銘柄の中で最も下落幅の大きい銘柄となっています。
動画配信サービスは、アップル、AT&T、ディズニー、アマゾンなどが参入している競争の極めて激しい分野。
今回は、そんなネットフリックスについて銘柄分析です。株は買いなのか、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ネットフリックス(NFLX)ってどんな会社?
ネットフリックス(Netflix)は米国最大の月額定額制の動画配信事業を行っている会社。190カ国以上でサービスを提供し、23年9月末時点で何と2億4720万人以上の会員数を誇ります。
日本でも2015年にサービスが開始されていて、利用されている方も多いのではないでしょうか?
最大の特徴は、これまでテレビでしか見れなかった映画やドラマを、インターネットに接続された端末上から、月額定額制で好きな時に、好きな場所で、見ることができること。自分も会員登録していて、海外出張に行った時はパソコンやスマホで動画を視聴しています。
最近ではオリジナルシリーズのドラマやドキュメンタリーにも力を入れていてアカデミー賞にノミネートされる作品があるほど評価を受けているほど、クオリティが高いんですね。2021年に配信開始した韓国ドラマの”イカゲーム”が各国で人気となっています。
ネットフリックスは1997年創業で、もともとはウェブサイトによる月額定額制のDVDレンタルサービスを行っていました。転機は2007に現在のような動画配信サービスに事業の主軸を移したことですね。今では当たり前になりましたが、AIを活用してユーザーへの
今では当たり前になりますが、ネットフリックスがここまで会員を獲得できたのは、AIを用いてユーザーの好みに合わせて動画を推奨したり、視聴データを分析してユーザーの嗜好をつかみ起用する俳優やドラマの脚本作成など作品制作に生かしていること。
AIによるビッグデータの分析を取り入れたわけです。
動画の制作費も1兆円を超えていて、莫大な費用をかけて番組を制作しています。日本のテレビ局とは規模が圧倒的に違うんですね…
次に株価や最近の動向について見ていきます。
日本製ドラマも国内で人気に
ネットフリックスでは、日本や韓国でのオリジナルドラマ制作にも力を入れていて、ヒット作もかなり出てきました。
韓国製ドラマだと”イカゲーム”が世界的に大ヒット。
そして日本製ドラマも2022年に満島ひかりと佐藤健が主演を務める『First Love 初恋』が国内で大ヒットしました。
ネットフリックス(NFXL)の株価の状況は?
では早速ですが、ネットフリックス(Netflix)の株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
ネットフリックスの株価データ(2024年2月9日現在)を簡単にまとめました。
22年は、ネットフリックスの株価は直近高値から一時60%以上も下落しましたが、23年以降、株価は回復。PERも47倍程度まで高くなっていて、少し過熱気味ですね。
新型コロナ拡大による外出制限による動画視聴需要の高まりで増加傾向でしたが、競争の激化やアカウント共有者の増加もあり会員数が減少しているんですよね。
配当金は出ていませんがグロース株ではよくあることです。株主還元よりも映像コンテンツの作成などを優先させているということでしょう。配当金を期待して保有する銘柄ではないということです。
ネットフリックスは無配ですが、米国株の魅力の一つに高配当でしかも連続増配を続けている企業が多いことがあります。中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
ネットフリックスの株価の推移(チャート)は?
次にネットフリックスの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:NFLX 水色:S&P500
ネットフリックスは10年間で株価は10倍程度と長期的にはかなりのパフォーマンスですね。新興の成長企業ということで、ここ10年で動画配信事業も株価も大きく成長したということです。
一方、ネットフリックスは会員数が若干伸び悩んだことや、ディズニーやAT&Tなどの企業が動画配信サービスに参入するなど競争が激化していることもあり、2018年に入ってから株価が横ばい傾向でした。
その後、コロナショックで多くの企業の株価が大幅に下落する中、ネットフリックスの株価は過去最高値圏で推移。22年に入って会員数の伸びが鈍化したことも影響し株価は短期的に株価は急落しましたが、その後の株価は回復しています。
成長鈍化で株価急落…
22年4月19日の引け後に1~3月期決算を発表してから、時間外取引で急落。20日は取引開始直後から大幅下落し、たった1日で終値は35%安となりました。
22年1〜3月決算の発表翌日、
・4月19日:348.42ドル
・4月20日:226.20ドル(−35.0%)
となり、35%以上急落。1日で約540億ドル(約6兆9000億円)分の時価総額を失い、年初来の下落率は6割を超えています。
22年3月末の会員数は21年末に比べて20万人減少。予想されていた250万拡大すると予想されていましたが遠く及ばなかったことから成長鈍化が影響しました。
ネットフリックスの競合企業としては、同じ動画サービスを展開するアマゾン、ウォルト・ディズニーあたりですね。いずれも業績は堅調です。
なお、株式投資で勝率を高めるためには、しっかりとした投資理論を身に着けることから。以下の記事では、初心者向けのものから古典まで、おすすめの米国株投資本を紹介しています。
ネットフリックスの売上高や利益は?
次にネットフリックスの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。
売上高はここ10年間でほぼ10倍!動画コンテンツの作成に莫大なお金を費やしていることもあり利益率が10%を下回る状況が続いていましたが、会員数の増加で2017年以降、営業利益率も上昇傾向です。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
ネットフリックスの株価の予想は?
ネットフリックスの株価は短期的急落していますが、成長が明らかに鈍化しており当面は様子見と考えます。
理由を端的にいうと、
・アカウント共有で料金を払わない者の増加
・22年に入って利用者減
・アマゾン、アップル、ディズニーなど競争の激化
ということ。新型コロナウイルスのワクチン普及により外出制限も緩和され、巣ごもり需要による会員数の伸びも一服。その後、人気作品が会員数の伸びを押し上げていて、世界中で2億人を超えました。
しかし、22年3月末の会員数は21年末に比べて20万人減少。予想されていた250万拡大すると予想されていましたが遠く及びませんでした。
マイナスに転じたのは、この22年の減少が初めて。
ロシア事業の停止や共有アカウントの増加など様々な理由が指摘されていますが、アップル、AT&T、アマゾン、ディズニーなどのIT、通信、娯楽の巨人が動画配信サービスに参入していることもあり、競争がかなり激化していることが最大の要因です。
現に、ディズニーは2019年秋に始動した動画サービスDisney+の新規会員数が当初の想定を上回るほど人気が高まっています。
5Gの開始もあり動画需要は高まっていますが、さすがに、今までのような急激な成長は難しいと思います。
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ネットフリックスの株は買いか?まとめ
今回は、ネットフリックス(NFLX)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。
動画配信で急成長を見せているネットフリックス。新型コロナ拡大でも、外出制限により会員数が大きく伸びており2020年1月〜3月の純利益も前年同期比で2倍にまで拡大。しかし22年に入って会員数が減少し、成長の鈍化は明らかです。
長期的には、5Gの普及により動画需要はますます拡大することが期待されますが、Disney+やアマゾンプライム、AppleTVなど、動画配信サービスには娯楽、流通、ITの巨人も参入しており、これまでのような成長は厳しいと考えます。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法についてまとめましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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