米国株のペイパル(PYPL)への投資を考えています。PayPalの株価の見通しや配当金の推移、今後の予想を知りたいです。
コロナ拡大による行動制限で逆に業績は伸びているようですが…PayPalの株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ペイパル(PayPal)って何の会社?
- ペイパル(PYPL)の株価の推移(チャート)と特徴は?
- ペイパルの配当金の推移は?
- PayPalの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
結論から言うとペイパル(PYPL)株は、
・コロナ拡大でキャッシュレス決済の利用拡大が加速
・2025年までに1兆円を超える自社株買いを実施
・利用者(口座数)が年平均16%で成長
ということもあり、将来的な成長期待十分と言えます。
新型コロナ拡大でキャッシュレス決済の利用が伸びていて、ペイパルの口座数も右肩上がりで増えています。
短期的にはコロナ収束で消費者が実店舗に戻っていることもあり成長が鈍化していますが、キャッシュレス市場は先進国だけではなく、新興国でも大きな成長が期待できることもあり、グローバルに事業を展開しているペイパルの成長はかなり期待できます。
今回は、そんなフィンテック企業の代表銘柄ペイパルについて、株は買いか銘柄分析していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ペイパル(PayPal)ってどんな会社?
ペイパル(PayPal、PYPL)といえば、インターネットを利用した決済サービスを提供する企業。受け取るが支払う決済手数料が収益源となっています。
利用者から販売店や取引先への支払いは、ペイパルが仲介して行うため、取引先にクレジットカードや口座番号を知らせる必要がありませんので、キャッシュレス時代の安全決済サービスとして注目されてます。
販売店や取引先にとっても、クレジットカードの決済システムを導入しなくてもペイパルを通じて電子決済が可能なうえ、顧客のクレジット情報管理が不要というメリットがあるんですね。
細かいシステムは違いますが、日本でも最近普及が進んできてPayPayやLine Pay、楽天Payと似たようなサービスかと思います。
ペイパルは世界200以上の国と地域でサービスを展開していて、100通貨以上に対応しているとのことですが、日本のペイパルアカウントで取引できる通貨は22通貨。
販売側が支払う手数料は、利用規模により違いがあるものの1件あたり3.6%+40円となっています。
ペイパルの創業者はイーロン・マスク氏
ペイパルの創業は1998年。電気自動車テスラの現CEO(2023年現在)であるイーロン・マスクが、ピーター・スティールとともに設立しました。
2002年にeBayに買収されて子会社となりましたが、2015年に独立し再上場をはたしました。
イーロン・マスクといえば、Twitter社の買収でも話題となりました。
次に株価や最近の動向について見ていきます。
ペイパル(PayPal)の株価の状況は?
では早速ですが、ペイパルの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
ペイパルの株価データ(2024年1月30日現在)を簡単にまとめました。
キャッシュレス決済の代表銘柄ということでPERが19倍程度と株価が下落傾向ということもあり過熱感はないですね。指標的には平均的な水準ですね。
キャッシュレス決済市場は将来的に成長していくことは確実な上、新型コロナ拡大もありEコマース市場の利用拡大で、キャッシュレス決済の利用は増えています。
フィンテック企業の代表銘柄であるペイパルの成長もかなり期待されています。
なお、ペイパルは米国の情報技術セクターの代表銘柄ですが、キャッシュレス決済の関連銘柄としてビザやブロックも高成長企業の人気銘柄です。
ペイパル(PayPal)の株価の推移は?
次にペイパルの長期チャート(6年)を見ていきます。
以下がペイパル再上場した2015年以降のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:PYPL 水色:S&P500
株価はコロナショック以降に急騰しましたが、21年半ばごろから大きく下落しています。
新型コロナ拡大による行動制限により、オンライン型の非接触決済であるペイパルの需要が高まりましたが、コロナ収束により消費者が実店舗に戻ったことで決済額の伸びが鈍化したことが要因ですね。
パフォーマンス的にはS&P500と変わらない水準となっています。
コロナショック後に株価が急騰
さすがに2020年のコロナショックで下落はしたものの、その後の回復は早く3ヶ月程度で暴落前の水準に戻っています。
新型コロナ拡大による外出制限によりオンラインでの決済サービスの利用が拡大しています。
ペイパルの2020年4〜6月の決済ボリュームは前年同期比30%となり、売上高も前年同期比25%増となっているんですね。また、オンライン決済の利用拡大により、ペイパルに登録する販売店数も確実に増えています。
新型コロナの拡大によりペイパルの事業には追い風となっていることもあり、短期的に株価は大きく上昇したんですね。
参考記事:コロナ禍でリアルからデジタルへ劇的に加速(IT Media)
ただ2021年の後半に入って株価が大きく下落しています。これは、消費者が実店舗に戻りつつあり、通販サイトの取引が減少している影響です。
このように銘柄の特徴には違いがありますから、その違いを踏まえ投資先を検討することで投資の勝率を高めることにつながります。
投資理論を知るための、おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。
ペイパルの配当実績は?
ペイパルは得られた利益を新規事業に投資しているのと、株主還元は自社株買いを中心に行っていることから、配当金を出していません。
フリーキャッシュフローの30〜40%の自社株買い行う方針を示していて、2025年までに120〜160億ドルの自社株買いが行われる予定です。
ペイパルはフィンテックの成長株ということもあり、配当を期待して投資する銘柄ではないということです。
ちなみに米国株の魅力は高配当でかつ連続増配を続けている個別銘柄が多いことです。お宝銘柄を保有し続けて配当を受け取り続けるのも投資の醍醐味ですね。
おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
ペイパルの売上高や利益は?
次にペイパルの業績をみていきます。
以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。
売上高は完全い右肩上がりで推移しています。新型コロナ拡大で業績を落とす企業も多い中、オンライン決済利用の拡大により2020年の業績も堅調に伸びています。
コロナ拡大以降、オンライン決済サービスのペイパルのアカウント数と取引数が大きく伸びたんですね。
ペイパルは利用ごとに販売店から手数料を徴収する事業なので、利用回数が増えれば増えるほど、売上高が伸びることになります。
eBayから独立した2015年の口座数は約1.8億でしたが、2020年末には3.7億にまで増えているんですね。同社では2025年までに7.5億まで増やすことを計画しています。
キャッシュレス決済の市場は、先進国だけでなく新興国でも大きく成長していることを考えると、長期的にもペイパルの成長はかなり期待できると考えます。
22年4〜6月赤字転落
ペイパルの22年4〜6月業績は、最終損益が3億4100万ドル(約450億円)の赤字(前年同期は11億ドルの黒字)でした。
新型コロナ拡大下でのオンライン決済の利用増で急伸した業績は、完全に陰りが出ています。
消費者がオンライン取引から、実店舗に戻りつつあることもあり、業績が悪化しています。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
ペイパルの株価の予想は?
新型コロナ拡大による外出制限でキャッシュレス決済の利用が拡大しているペイパル。
短期的に株価は急落していますが、今後の株価の上昇はかなり期待できるのではないでしょうか。
理由をたんてきにいうと、
・今後、キャッシュレス決済の利用拡大が加速
・2025年までに1兆円を超える自社株買いを実施
・利用者(口座数)が年平均16%で成長
ということ。
やはり、コロナ拡大をきっかけにキャッシュレス決済の利用が伸びていて、将来的な成長が見込めるところが大きいですね。
ペイパルは新興国を含めてグローバルに事業を行っていることもあり、フィンテック業界のトップとして業績を伸ばしていくことが期待できます。
短期的には、コロナ収束で消費者が実店舗に戻っていることもあり成長が鈍化しているものの、オンライン取引自体は世界的に増加しており、今後の成長はかなり期待できると考えます。
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ペイパルの株は買い時か?配当金は?まとめ
今回はペイパル(PYPL)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、配当推移、株は買いかについて述べてきました。
フィンテックの代表銘柄ペイパル。キャッシュレス市場は、先進国でも新興国でも将来的に大きく成長することが見込まれることから、グローバルに事業展開するペイパルの将来性は十分です。
長期的にオンライン決済の利用は拡大しており、口座数も堅調に増えています。短期的にも長期的にも株価の上昇が期待できる。ペイパルはそんな銘柄と言えそうです。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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