クアルコム(QCOM)への投資を考えています。クアルコムの株価の今後の見通しや将来性を知りたいです。
過去10年で株価は上昇しているようですが、Qualcommの株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- クアルコム(QCOM)って何の会社?
- クアルコムの株価の推移(チャート)と特徴は?
- クアルコムの配当金の推移は?
- クアルコムの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
携帯電話やスマートフォン用の半導体の開発・販売で圧倒的地位を築いているクアルコム(QCOM)について銘柄分析です。
株は買いか、今後の見通しはどうなのか?
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
クアルコム(QCOM)ってどんな会社?
クアルコム(Qualcomm、QCOM)といえば、携帯電話などの移動体通信の通信技術と半導体の設計開発を行う企業です。
かつてはCDMA方式のチップで市場を独占、現在は5G用のチップの覇者となりつつあります。
実は、世界中で使用されている携帯電話の中に、このクアルコム製のチップが必ずと言って良いぐらいに搭載されているんですね。
クアルコムがここまで成長したのは、CDMA方式の無線方式の実用化に成功したためです。この方式により携帯電話のノイズが大幅に軽減され、つながりやすくなりました。
かつては携帯端末事業や通信設備事業も展開していましたが、携帯端末事業は日本の京セラに、通信設備事業はスウェーデンのエリクソンに売却しています。
これら事業に早々と見切りをつけ、4Gや5G用のチップや半導体の開発・販売や特許ライセンスに重点化する戦略をとったということです。
クアルコムは、工場を持たないファプレス企業としても有名。半導体やチップの設計・開発などを行い、実際の生産を外部工場に委託しています。
このように事業の”選択と集中”を徹底して利益を追求する体質の企業ともいえるでしょう。
クアルコムの競合企業としては、パソコン用CPUを製造するインテルや画像処理GPUを製造するエヌビディアあたりですね。
次に株価や最近の動向について見ていきます。
クアルコムの株価の状況は?
では早速ですが、クアルコム(QCOM)の株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
株価データ(2023年9月28日現在)を簡単にまとめました。
5G用のチップ開発・販売で大きな成長が期待されているものの22年に入って金利が急速に上昇、景気減速が懸念されており株価が急落。PERが10倍程度と、S&P500よりも低い水準です。
配当利回りは2.5%程度と、平均と同じくらいの水準です。
2023年の業績が市場予想を上回っていることもあり、株価は短期的に上昇しています。
クアルコムの株価の推移は?
次にクアルコムの長期チャート(5年)を見ていきます。
以下が過去5年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:QCOM 水色:S&P500
クアルコムの株価は過去5年間でS&P500と同程度の水準でしたが、2020年に入って大きく上昇しているのがわかります。
一方、2022年に入って政策金利が引き上げられるなど金融引き締めが進んでいて、株価が調整しています。
株価好調の要因
株価が長期的に好調なのは、次世代通信規格である5Gで同業他社に圧倒的に先行してる期待感ですね。iphoneに半導体を提供していたインテルは5G携帯から実質的に撤退したので、2019年にアップルはクアルコムとの訴訟を取り下げました。
インテル製の5G対応チップの利用を見込んでいたアップルは当てが外れたんですね。5G製のスマホを生産するにはクアルコムのチップが必須であり、和解の道を選んだということ。
そんなこともあり2020年7~9月期の決算が市場予想を上回る増収増益、10~12月期の業績見通しも予想以上だったこともあり発表翌日の株価が1日で15%以上も上昇するなど投資家からの買いが入りました。
次世代通信規格である5G普及がクアルコムの成長を促すとの期待から、アナリストによる目標株価の引き上げが相次いでいて株価を押し上げているんですね。
ちなみに、自主開発したM1チップが好調のアップル。業績も株価も絶好調です。株は買いか記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
このように銘柄の特徴がありますから、その違いを踏まえ投資先を検討することで投資の勝率を高めることにつながります。投資理論を知るための、おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。
クアルコムの配当実績は?
次にクアルコムの配当実績をみていきましょう。以下が過去の実績となっていて、2010年に1度減配となって以降は綺麗な右肩上がりです。
このように米国株の魅力は、高配当や連続増配銘柄が多いことですね。配当利回り7%超えの銘柄や60年以上連続増配しているなど素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
クアルコムの売上高や利益は?
次にクアルコムの業績をみていきます。
業績は停滞気味
以下のグラフは、収益、純利益及び純利益率の推移となっています。
独占的なCDMA用のチップや5G用のチップ開発で業績が絶好調かと思いきや、あまり業績は伸びていないんですね。特に2018年は純利益がマイナスとなっています。
これは、オランダの企業を440億ドル(約4兆5000億円)で買収する計画が中国当局により承認が得られなかったのが理由。
これにより違約金20億ドルをオランダ企業に支払ったこともあり財務が悪化したんですね。さらにこの時期は4Gの携帯やスマホ市場の成熟化もあり、売り上げの伸びが停滞していました。
今後、iphoneなどの5Gスマホへの切り替え需要が、引き続き期待されるところです。
クアルコムの事業別売上高
ちなみにクアルコムの事業別売上高事業をザックリと分類すると、
◯機器・サービス:約60%
◯ライセンス収入:約40%
となっています。やはりライセンス収入の割合が高いですね。
クアルコムは自前の生産設備を持たずに製品の製造を外部の会社へと委託するファブレス型ということもあり、2020年の営業利益率は30%を超えています。
経営効率は極めて高い企業といえるでしょう。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
2022年7−9月期決算は増収増益
クアルコムの22年7〜9月決算は、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。
純利益は28億7300万ドルと前年同期の2.68%増。売上高は同22%増の113億9600万ドルとなり事前予想を下回りました。
「5G」関連の半導体の売り上げが全体をけん引しています。5G対応スマホの本格普及に伴い業績が大きく向上しているということです。
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まとめ:クアルコムの株は買い時?
今回はクアルコム(QCOM)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、業績の推移について述べてきました。
スマートフォン用の半導体チップで圧倒的なシェアをもつクアルコム。5G用のスマホは同社の製品がなければ製造することはできないと言っても過言ではないです。
あのアップルでさえ、知的財産をめぐる訴訟を取り下げてクアルコムとの和解の道を選びました。クアルコム製のチップがなければ5G市場に対応できないとと判断したためです。
売上高の約40%をライセンス収入が占めており、半導体の生産も外部委託するファブレスタイプですので経営効率は極めて高い企業。
既に株価はかなり上昇していますが、今後5G市場がますます活性化することを考えると、長期的に是非とも欲しい銘柄の一つです。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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