米国株のホーム・デポ(HD)への投資を考えています。The Home Depot(ホーム・デポ)の株価の見通しや配当の推移を知りたいです。
新型コロナ拡大による巣ごもり需要で、株価は好調なようですが…ホーム・デポの株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ホーム・デポ(HD)って何の会社?
- ホーム・デポ(The Home Depot)の株価の推移(チャート)と特徴は?
- ホーム・デポの配当金の推移は?
- ホーム・デポの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
北米を中心に建築資材やガーデニング商品を販売するホーム・デポ。14兆円超えという国家予算並みの売り上げを誇る巨大ホームセンターチェーンです。
建設資材などの商品は食料品や日用品に比べて安売り競争に巻き込まれづらく、Amazonに対して実店舗の強みを生かせることもあり、ホーム・デポの利益率は14%と小売業としては極めて高いです。
さらに、新型コロナ拡大による巣ごもり需要も取り込み、2020年の売上も大きく伸びていいます。
今回は、そんな米国の巨大ホームセンターチェーンのホーム・デポについて株は買いか、銘柄分析をしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ホーム・デポ(HD)ってどんな会社?
ホーム・デポ(The Home Depot、HD)といえば、米国のジョージア州に本社を置く、住宅リフォーム・建設資材の販売や関連サービスを提供する世界最大のホームセンターです。1978年の設立以降、店舗数は北米だけで2200店を超えています。
日本には進出していないこともあり、あまりなじみがないかもです。日本のホームセンターと同様に、個人や業者向けに木材やペンキ、釘・ネジ、工具、ガーデニング用品などを販売。1店舗で3.5万点以上の商品を扱っています。
米国では自分で家にペンキを塗ったり、修繕をするDIYや、ガーデニングが日本よりも盛んなこともあり、ホーム・デポで扱う個人向けの住宅建材や園芸商品の売れ行きが良いんですね。
これらの資材は、実際に自分の目で確認してから購入したいと考える人が多いので、他の小売業に比べてアマゾンの影響が比較的小さい分野です。
次に株価や最近の動向について見ていきます。
ホーム・デポの株価の状況は?
では早速ですが、ホーム・デポの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
ホーム・デポの株価データ(2024年4月23日現在)を簡単にまとめました。
PERが22倍程度と平均的な水準。配当利回りは約2.6%と株価が堅調とはいえ一般消費財セクターの中では平均的なレベルですね。
ホーム・デポも新型コロナ拡大による巣ごもり需要で業績は堅調ですが、同業の小売業である人気銘柄ウォルマートやコストコも業績が底堅いです。
株は買いか記事をまとめてますので、ぜひご覧ください。
ホーム・デポの株価の推移(チャート)は?
次にホーム・デポの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:HD 水色:S&P500
10年で株価が9.5倍となっていて、大幅に上昇しています。
建築建材やガーデニング商品を扱う大規模ホームセンターということもあり、売り上げは安定して伸びていて、株価もS&P500よりパフォーマンスが高いですね。
新型コロナ拡大によるまとめ買い需要やEコマース事業の売り上げ増により、2020年のコロナショック以降、株価も大きく上昇しています。
なお、銘柄にはそれぞれ特徴がありますから、その違いを踏まえ投資先を検討することで投資の勝率を高めることにつながります。
投資理論を知るための、おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。
ホーム・デポの配当実績は?
次にホーム・デポの配当実績をみていきましょう。おおむね配当金は右肩上がりです。
配当金は右肩上がりで12年連続増配中です。配当利回りも約2%と成長銘柄のわりには高いこともあり、インカム期待での投資もありかと思います。
なお、米国企業には配当利回り7%超えの銘柄や60年以上連続増配しているなど素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあるんですね。
以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
ホーム・デポの売上高や利益は?
次にホーム・デポの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。
DIY需要の拡大とともに、売上高、利益とも大きく成長していますね。
やはり新型コロナ拡大による巣ごもり需要を取り込んだことで、21年及び22年の業績が大幅に伸びています。
また、小売業という業態の割には営業利益率が14%程度と極めて高いのは注目に値します。食料品や日用品を扱う小売業のウォルマートやコストコの営業利益率は3〜4%程度なんですね。
建築資材やガーデニング商品などは食料品に比べて安売り競争に巻き込まれにくいということです。これらの資材は、店舗で直接購入する消費者が多く、アマゾンなどのEコマースの影響を受けづらいこともポイントが高いですね。
人口の増加に伴いDIY需要が拡大することは間違いないこともあり、長期的にもホーム・デポの業績は期待できるかと考えます。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
ホーム・デポの株価の予想は?
自分はホーム・デポの成長性は今後もかなり期待できるのではないかと思います。
食料品や日用品を扱うスーパーマーケットなどに比べて、建設建材やガーデニング商品は安売り競争に巻き込まれないこともあり、ホーム・デポの営業利益率も小売業としては非常に高い水準です。
世界最大の小売業ウォルマートの売上高は50兆円超えと圧倒的ですが、同業他社との安売り競争が激しく、利益率は3〜4%程度と利益を上げづらいビジネスになっているんですね。
ホーム・デポは年間14兆円以上の売り上げを誇りますが、内訳はざっくりと
売り上げ内訳
- 建設資材:35%
- 装飾:35%
- ガーデニング:30%
となっています。
ホーム・デポが扱う商品は、消費者が直接確認してから購入する傾向のあるものなので、AmazonなどのEコマースなどの影響を受けづらいこともあり、今後の成長もわりと期待できると考えます。
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ホーム・デポの株は買い時か?まとめ
今回はホーム・デポ(HD)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。
北米を中心に展開するホームセンターのホーム・デポ。競争激しい小売業ですが、建設資材やガーデニングなどの商品の利益率は高く、アマゾンの影響も受けづらいこともあり、売上が年々大きく成長しています。
住宅のDIY需要は底堅いこともあり、今後も市場拡大も十分に期待できると考えます。ホーム・デポは売り上げが大きく成長しているグロース銘柄ですが、今後の成長もわりと期待できると考えます。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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