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JPモルガン・チェース(JPM)の株価が下落…景気悪化で今後は?

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JPモルガン・チェース(JPM)への投資を考えています。JPMの株価の見通しや今後の予想を知りたいです。

株価は短期的に下落しているようですが、J.P.Morganの株は買いですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • JPモルガン・チェース(JPM)って何の会社?
  • JPモルガン・チェースの株価の推移(チャート)と特徴は?
  • JPMの配当金の推移は?
  • JPMの今後の予想は?成長期待で株は買いか?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。

米国の金融機関最大手の一つJPモルガン・チェース。

リーマン・ショックのイメージもあり、新型コロナ拡大によってFRBが実質的した”ゼロ金利”により収益性の悪化が懸念されていました。

しかし、2020年7−9月決算は、市場予想を上回り純利益が3四半期ぶりに増益となるなど、米国経済の回復に合わせて業績は好調。

他方、22年に入ってウクライナ危機や金融引き締めもあり業績は悪化、株価は短期的に下落しています。

今回は、そんなJPモルガン・チェースについて銘柄分析です。ぜひ最後までご覧ください。

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目次

JPモルガン・チェース(JPM)ってどんな会社?

JPモルガン・チェース(J.P.Morgan Chase&Co、JPMといえば、2000年に投資銀行のJPモルガンとチェース・マンハッタン銀行が合併して誕生したメガバンクです。

その業務も投資銀行、証券取引、資産運用、プライベート・バンキングなど多岐にわたっています。日本のメガバンクが傘下に証券会社やネット銀行などを保有しているイメージと近いですね。

マンハッタン銀行というのが1799年に設立されているので、200年を超える歴史を持ちます。多くの銀行や金融機関と合併・分割を繰り返して、今のJPモルガン・チェースがあります。

世界100カ国以上を超える国でサービスを展開していて、日本でもJPモルガン証券が事業を行っています。

ちなみに、JPモルガン・チェースのCEOはジェームズ・ダイモン。2005年に就任以降、現在までCEOを務めています。発言がたびたびメディアで取り上げられるなど、米国の金融業界を代表する経営者となっています。

次に株価や最近の動向について見ていきます。

JPモルガン・チェース(JPM)の株価の状況は?

では早速ですが、JPモルガン・チェース(JPM)の株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。

JPMの株価データ(2024年2月17日現在)を簡単にまとめました。

金融機関は、将来の成長性をそれほど期待されている訳ではないこともありPERが11倍程度と、S&P500の18〜20倍に比べると指標的には割安水準です。

金融セクターは大きなイノベーションの期待できないこともあり、株価に過熱感はないですね。

配当利回りは2.5%程度と、平均より高く、銀行株らしい魅力的な水準です。

なお、金融セクターは株価が割安なバリュー株ですが、キャッシュレス決済システムを提供するビザやペイパルは業績右肩上がりの成長株です。

株は買いか記事をまとめていますので、ぜひご覧ください。

JPモルガン・チェースの株価の推移(チャート)は?

次にJPモルガン・チェースの長期チャート(5年)を見ていきます。

以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。

赤:JPM 水色:S&P500

JPモルガン・チェース(JPM)の株価は10年で約3倍程度とS&P500と同じくらいのパフォーマンスです。景気の動向に敏感で、値動きが荒いですね。

リーマン・ショック以降、業績は好調だったことももあり、株価は右肩上がりの上昇傾向と言えるでしょう。

また以下のチャートは2020年の年初来のものです。さすがにコロナショックで暴落しましたがS&P500に比べて回復が遅いです。

赤:JPM 水色:S&P500

米国の中央銀行であるFRBがコロナ対応のためにゼロ金利政策をとったことや企業の業績悪化を背景に銀行の収益悪化も予想されることからJPMの株価も軟調だったんですね。

ただ、2021年に入って金利が上昇していることや、コロナ収束で景気回復の期待が強いことから株価が大きく上昇しています。

このように銘柄の特徴がありますから、その違いを踏まえ投資先を検討することで投資の勝率を高めることにつながります。投資理論を知るための、おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。

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JPモルガン・チェースの配当実績は?

次にJPモルガン・チェース(JPM)の配当実績をみていきましょう。以下が過去20年間の実績となっていて、リーマン・ショック以降は綺麗な右肩上がりです。

リーマン・ショックという金融危機の影響は大きくて、2009年は90%近い減配におちいっています。

ただ、2011年以降は、順調に業績を回復しており、増配基調が続いています。2019年は2.48ドル→3.3ドルの大幅増配となりました。

配当性向も、30%程度と低水準に抑えられており余力は十分。コロナ拡大の影響が懸念される2020年にも配当が維持できるか正念場ですね。

このように米国株の魅力は、高配当や連続増配銘柄が多いことですね。配当利回り7%超えの銘柄や60年以上連続増配しているなど素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

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JPモルガン・チェースの売上高や利益は?

次にJPモルガン・チェース(JPM)の業績をみていきます。

業績の推移は右肩上がり

以下のグラフは、収益、純利益及び純利益率の推移となっています。

売上高は横ばいで推移していましたが、トランプ相場となった2017年以降は右肩上がりですね。

利益率も、2013年を底に上昇傾向で最近では30%を超える水準です。

JPMの事業別売上高

ちなみにJPMの事業別売上高事業をザックリと分類すると、

◯個人向け銀行事業:約45%
個人を対象とした一般的な銀行業務

◯法人・投資銀行事業:約30%
大企業向け融資及び株や債券などの自己売買

◯商業銀行事業:約12%
中小企業や自治体、NPOへの融資・コンサル

◯富裕層向け資産管理:約10%
富裕層向け金融サービスの提供

となっています。

稼ぎ頭は50%近い売り上げをほこる個人向け銀行事業(リテール)で、2019年は2ケタの増益となっています。

ゼロ金利となった2020年にこの収益性を維持できるのかは注意が必要ですね。

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まとめ:JPモルガン・チェースの株は買い時?

今回はJPモルガン・チェース(JPM)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、業績の推移について述べてきました。

新型コロナ拡大やゼロ金利により金融事業の業績悪化が懸念されていましたが、7−9月決算は3四半期ぶりの増益。米国経済が回復基調ということもあり、JPMの収益も回復しています。

米国ではまだ新型コロナへの感染者が増えている都市もあり、企業業績の回復が今後も続くのか、ワクチンの開発・提供が順調に進むかで金融事業の収益性は左右されると言えるでしょう。

自分としては、新型コロナの収束状況を受けて買いを判断すべきと考えていて、JPMのかbは、まだ様子見かなと思います。

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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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