三井物産(8031)への投資を考えていますが、今後の株は買いですか?今後の減配の可能性や、業績推移、株主優待などについても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 三井物産(8031)の株価の状況は?
- 三井物産の配当と株主優待は?
- 三井物産の株価の推移(チャート)はどうなる?
- 三井物産の株は買い時?株価は上がる?今後の株価の予想は?
投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。
巨大総合商社の三井物産。エネルギー市況の低迷で2015年度に赤字決算となりましたが非資源分野の強化により業績がV字回復しました。
配当利回り3.5%と高配当で、配当総額の下限も1000億円に設定、安定配当を目指してます。インカム投資家としては、三菱商事にするか三井物産か、悩ましいところですね。
三井物産の株価はコロナショックで大きく下落しましたが、バフェットが日本の総合商社の株を大量に購入しているとの報道もあり、株価は大きく上昇しています。
今回はそんな三井物産の銘柄について分析です。今後、株は買いなのかどうか徹底分析です。
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目次
三井物産(8031)はどんな会社なの?

三井物産は言わずと知れた総合商社の最大手の一つ。三井グループの中核会社にして、日本初の総合商社ですね。
まだ”商社”という日本語がなかった明治初期に、あらゆる産品の貿易を手がける民間企業として発展。
食品、化学品など幅広い製品を取り扱っていますが、金属資源や石油や鉄鉱石、LNG開発などのエネルギー資源で強い収益基盤を持ちます。
その一方で、最近では総合商社のトレンドでもある非資源事業にも取り組み、ヘルスケアなどの分野を強化。収益基盤拡大を目指しています。
アジアで高まる医療ニーズを取り込むべく、アジア最大の民間病院グループIHH社に追加出資していますね。
今回は、そんな日本を代表する総合商社である三井物産を取り上げます。
三井物産(8031)の株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2022年11月11日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”かなり良いな”というのが率直な感想。
配当利回りは4%超えと日本株の中では結構な高配当です。まあ総合商社は、どこも配当利回りが高いですね。
低PERのイメージが強い商社株ですが、三井物産のPERは6倍程度と、株価が上昇しているにもかかわらず割安感がありますね。
新型コロナ収束が見えてきて、業績が改善しているということですね。
商社は大きなイノベーションや成長が見込めないものの、他の業種と比較すると総合商社は売上高や営業利益は堅調です。
エネルギーなどの事業に投資し、物を売るビジネスで莫大な利益を上げる総合商社。低PERの高配当銘柄として個人投資家からも人気のセクターです。
商社株の特徴とおすすめ銘柄をまとめていますので、ぜひご覧ください。

三井物産の配当実績は?
続いて配当実績を見ていきますね。以下が三井物産の配当金の実績です。

さすがにリーマンショックのあった2008年ごろは配当金が下がっていますが、その後は増配傾向となっています。
2017年55円→2022年105円と2倍程度に増配しており、なかなかのパフォーマンスです。
配当性向も赤字となった2016年以外は、過去5年で25%〜38%程度と余力はありますね。無理のない範囲と言えます。
ただ気になるのは、2012年と2016年に減配していることですね。
三井物産の配当方針を見ると、
年間4,000億円の安定基礎営業キャッシュ・フローを前提に、配当総額1,000億円の下限を設定し、基礎営業キャッシュ・フローの拡大を通じた継続的な増加を目指します。
としていて、配当総額の下限を設けているのは非常に珍しい。
ただ、結構な大盤振る舞いのように感じますけど、1株あたりで計算すると57円の配当なんですよね。2019年3月期の配当は80円ですから、すでにこの下限を超えてる状況。
過去にも減配していることも考えると、業績次第では減配されることもありえるということです。
なお三井物産のライバル企業である三菱商事など、減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針を表明している企業もあります。
それらの累進配当企業の中から高配当銘柄をまとめました。

株主優待は…
配当総額最低でも1000億円の三井物産。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
しかし現在のところ、
三井物産は株主優待を実施していません。残念です…。
まあ増配総額に下限を設けていることもあり、株主には配当金で利益還元したいと言うことなのでしょう。
次に三井物産の株価推移と業績を見ていきましょう。
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株アプリ「トウシカ」の評判と口コミは?
三井物産の株価の推移は?長期&短期チャート

続いてチャートを確認していきましょう。
総合商社で最古参の三井物産ですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
三井物産の長期チャート
以下は過去の長期チャートです。

2013年ごろまで1300円程度だった株価が、2015年ごろに1700円程度の水準まで上昇していますね。
多くの銘柄がアベノミクスで大きく株価が伸びる中、三井物産は2年で25%程度しか上昇していない。ちょっと、もの足りないといったところです。
その後2015年以降は、資源価格の下落やチャイナショックもあり株価は1300円程度まで下落。
しかし2016年半ばごろから再び上昇。22年に入って過去最高値を更新し3000円を超える水準まで株価は上昇しているのがわかります。
三井物産の1年チャート
以下が直近1年間のチャートです。

コロナショックで1600円を割り込みましたが、バフェットが商社株を大量購入しているという報道や資源高を受けて短期的に上昇傾向です。
ワクチンの普及によるコロナ収束や、インフレによる原油などの資源価格が上昇していることもあり株価は堅調に推移しています。
22年に入って過去最高値を更新し3000円の大台を突破しています。
三井物産の株価も短期的には結構値動きが大きいですね。このように株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

この状況はしばらく続くのか?次に三井物産の業績を見ていきます。
三井物産の業績は?
続いて三井物産の業績を見ていきます。以下が過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移。


2017年の業績の落ち込みはひどく、利益がマイナスになる赤字決算に陥りました。これはチャイナショックもあり、石油や鉄鉱石の価格が暴落して資源エネルギー市況の低迷が続いた影響によるもの。
資源分野の割合が高い三菱商事と三井物産は創業以来初の赤字決算となったんですよね。
一方、非資源分野に強い伊藤忠商事はエネルギー市況低迷の影響をそれほど受けなかったため、2015年度に業界首位に踊り出ました。
参考記事:業界に走る衝撃…伊藤忠が商社首位へ “岡藤流”の攻めで躍進、死角はあるか(Sankei BIz)

三井物産は、エネルギー市況に左右されない非資源への移行で、何とか2018年の利益は大幅に改善。
その後の業績は、コロナショックで業績が落ち込む場面もありましたが、インフレによる資源高もあり、売上高も利益も堅調な内容です。
なお商社株は景気の動向に業績が影響を受けやすいセクターですが、通信株や医薬品株はディフェンシブセクターとして知られています。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。
株価が調整している三井物産。株は買い時?
中国経済の減速、世界経済の減速懸念により最近の株価は調整している三井物産。株は買い時でしょうか?
配当利回りも高く、業績も底堅くはありますが、自分なら三井物産ではなく三菱商事の株を買いますね。
三菱商事の方が、優れている点を端的に言えば、
・配当利回りが高い
・累進配当を宣言し増配する方針を明確化
・非資源分野への移行で業界トップに返り咲き
ということですね。
三井物産も三菱商事も、2015年度に赤字決算となっていますが、その後資源エネルギーから非資源分野へ業務の重心をずらし業績がV字回復しました。
どちらも業績は堅調で、最近は増収増益となっています。
ただ三菱商事の方が、減配しないで増配を目指す累進配当方針を明確化しており、配当金の伸びが良いですよね。
参考記事 >>三菱商事の株価が超期待できる理由とは?配当金の増配方針を宣言中⁉︎
どちらも業績鉄板で配当利回り4%超えの優良銘柄ではありますが、三菱商事の方が今後の配当金の伸びに期待が持てます。
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「三井物産の株価推移」まとめ
今回は三井物産の株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
日本初の総合商社である三井物産。資源エネルギー分野の市況の落ち込みにより苦戦していましたが、非資源分野の強化により業績がV字回復しました。
配当利回りも4%超え、配当総額も1000億円という下限を設定するなど、長期保有するには良い銘柄といえますね。
実際の購入に当たっては、他の商社株と比較した上で検討したいところです。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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